出版社内容情報
東京に新たな危機が…驚天動地の新章開幕!
生活保護CW・義経えみるの勧めで療育手帳の取得、作業所での就労など、“再出発”に向け動き出す角間。 住まいの貧困に迫る“貧困ビジネス編”堂々完結!!
そしてーー 降りしきる雨、接近する台風。
この国が見えていない困窮が露わになる、驚天動地の新章開幕!
累計100万部(紙+電子)突破!
“生活保護”ケースワーカー奮闘劇、最新刊!
【編集担当からのおすすめ情報】
連載中の「週刊スピリッツ」でも大反響だった、住まいと貧困の関係に迫る“貧困ビジネス編”が遂に完結を迎えます。
さらに、12集からは新章開幕!新たな危機が台風と共に襲来します。
生活保護の真実に迫る、緊迫の社会派コミックを是非ご一読ください!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しいたけ
62
はじめから泣かされました。知的障害がありながら手を差し伸べる手もなく本人責任という冷たさの中で路上に暮らす人。つらかったです。次巻に続く引きこもり問題。これも既に胸が痛いです。2023/12/09
ネギっ子gen
52
【あらゆる営みには「足場」が、自分が自分自身でいられる場所が必要】生活保護漫画なので、どうしても一度は描かなければいけないテーマである“貧困ビジネス”は、何とか終結。……。前巻にて、生活保護受給者を暴力で支配し金と労働力を搾取していた石橋は、不正受給の証拠を掴まれ、その逆恨みで義経に暴行を加えたことで、逮捕された。その後の話。被害者の一人・角間に知的障害の疑いを持った義経は、療育手帳(東京では、愛の手帳)取得のために検査を提案し、都の障害福祉課へ。だが、そこの知的障害者福祉担当者の対応は冷たかった…… ⇒2025/01/27
鷺@みんさー
38
今回も、まさに「今、now」の状況に重なって見えて、恐怖のリアリティが凄い。角間さんは手帳取得、マリアの母である木村先生とも画面越しに対面叶って、良かった。セクハラ発言にはゲンナリしたが、なるほど知的障害があると、褒め言葉のつもりでひたすら連呼することもあるわけか。難しいなあ~。そして新章・台風災害。私は幸いにも、被災や避難の経験はないが(防災リュックとか常備してるけどね)、場所により様々だろうけど、そうか東京は埋立地も多いから…こんな感じなのね。めっちゃ気になるとこで終ったけど、鬱病だろうなぁ。2024/09/23
ozoz
19
重いテーマながら、ぐいぃと引き込む展開と着地点。マスクもしっかり描きつつ表情も伝わる画力に圧倒。新章は災害。胸がつまる。あっという間に、何もできない状況にのまれていくさまは、自分の水害経験を思い出す。謝辞の多さに、取材の熱量を感じる。読み応えありすぎ。2023/12/26
OHモリ
17
・貧困ビジネスのオレンジパルムシリーズの最終章は、石橋や彼の上部にいた悪人たちについてこれでは済まないかもという不安を残しつつも、角間氏に関してはハッピーエンドとなった。 ・そして新シリーズが展開される。東京でまさかの水害、自室で孤立してしまった引きこもり・・・2023/12/13
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