出版社内容情報
2月1日の合否続々!小学館漫画賞受賞作
学校の多くが合否を当日に発表する中学受験。
2月1日の18時、吉祥寺校
最初の合格発表5人の結果は?
続々と入る合否連絡、
たった3~4時間で交錯する
落胆の嗚咽と歓喜の涙。
絶対に「自分はできる!」
と思わせて帰らせる。
2月1日当日も続く講師達の奮闘。
「“嬉し泣き”が
見られるのは親御さんの特権」
あらゆる感情が溢れる最終章、
心ゆさぶる第17集!
【編集担当からのおすすめ情報】
「我が子には幸せになって欲しい」
「そのためには親である私が
失敗してはならない」
そんなプレッシャーを背負いながら
戦いの日々を送る保護者達が熱くなるからこそ
塾講師は常に冷静でなくてはいけない…!
混乱を極める大学入試改革、
高校からは受験できない中高一貫校の増加など、これまでの常識が通用しなくなっている激動の受験界。
いまや首都圏では4人に1人が中学受験に参加する現在において、
中学受験とはどんな仕組みなのか、そして勝利を勝ち取る戦略とは?
中学受験塾を舞台に、プロフェッショナルとして臨む塾講師と
生徒、保護者の、合格を勝ち取る闘いを
強烈なキャラクターと圧倒的なリアリティで描く、
時代の要請に応える作品です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mike
58
其々の受験が始まった。早い所は6時間後に合否発表があるとか。合格判定80%の男子が不合格になった。そのからくりについて黒木は言う。「人は目標が高かろうが低かろうが7〜8割に落ち着くことが多い。だから高い目標を立てて強い負荷を掛ける必要がある」と。さて未だに合格通知が無い生徒がいる。私は近くに住む親戚のおばちゃんの様な気分で「神様、どうか…」と、今お願いしている。2023/09/02
たまきら
43
へえ、こんなふうに受験生を支えてるんだ…と驚かされます。しかし小学校の先生の描写が皆無で気になる~。こちらもまた素晴らしいこどもの支援者集団だからなあ。知り合いママが「受験シーズンになったら学校に行かなくていいと塾に言われた」と悩んでいましたが、こちらは「生活習慣重視」で安堵。…しかしまだ終わらない…わたし、この業界では働けないわ~。2023/05/19
Tomoichi
31
リアルでも中学受験が進んでいる。近くの中高一貫校でも受験日には駅から学校までの間に受験に向かう親子や塾の講師を見かけた。さあ来年はうちの坊ちゃんも受験するのかな?2023/02/11
けいこ
31
リアルでもこの1週間悲喜こもごもで、繰り上げ合格を祈っている親子が沢山いる。その時期に発売なんてエグいなぁなんて思いながら読む。まだ12歳の小学生が3年間沢山のものを犠牲にしてこの日に挑む。それだけで本当に凄い事だけれど、成果を手にするには何かを捨てなきゃいけない。でも捨てた所で手にできない事もある。残酷だなぁ。合否で泣く親子のシーンでもらい泣き。志望校に受かるにはその上を目指さなきゃいけないっていうのはよく言われる事。さて、次巻は女子御三家の合否発表。まだあと3巻くらいあるかな。2023/02/08
りらこ
28
この本を読むたびにコロナのない世界線なんだなと思わされる。今は学校の応援もしていないし。そしてこの時期にこの本が販売されることに臨場感が。でも御三家は結果出るの遅いからね。実際の名称は御三家のみ実名ですものね。待つ側の気持ちがよく描かれていて、夜中まで合格発表をじりじりと待つあの日々を思い出しました。感情を入れすぎないことって書いてあったけどなかなか難しいよね。2023/02/08