出版社内容情報
『トクサツガガガ』作者、新境地コメディー
ファンは霊だけ！？な崖っぷちアイドル、
生臭坊主と“祓い屋”始めました――
幼い頃から奇怪なものが“視”える体質のせいで、
ぼっち人生まっしぐらだった吉良ミサキ。
そんな人生を変えたいと上京したところ、なんとスカウトされ、アイドルデビュー！
キラキラアイドル生活スタート！と思いきや、推してくれるのは霊ばかり･･･
アイドル生活も上手くいかず、クビ直前の日、
不思議な力を持つ坊主に出会い――！？
【編集担当からのおすすめ情報】
『トクサツガガガ』の丹羽氏、待望の新作です！
今回の主人公は、地下アイドル。
丹羽氏ならではの“アイドル業界”に対しての細かい描写もしっかりありながら、圧倒的ギャグセンスも感じられること間違いなしです。
前作とはひと味違う“オカルトコメディー”、ぜひご一読ください！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
28
ミサキは地下アイドルで最下位。彼女には特技があった。霊が見えて、霊と話が出来る。でも霊には何も出来ない。おかげで取り憑かれてしまいそうになった時に、お坊さんが助けてくれた。だけど、お坊さんは見えない人だった。霊を弾いても何か当たったくらいしかわからない。当たったら霊は一時、出て来れないようだけど除霊まではいかない。それでミサキが事情を聞いて本質を解決しての除霊を試みるようになるが、、それがまた難しい。見えないが攻撃的な霊力を持つ坊さんと、見えるが無力な地下アイドルの組み合わせが面白い。2023/01/12
かなっち
8
初読み作家さんですが、題名から大好きなホラー系かと期待を込めて手に取りました。直感を信じて大正解！！なかなか面白かったです。推してくれるのは霊ばかりの地下アイドルと、視えないのに祓う力は抜群な生臭坊主がタッグを組んで、祓い屋を始めるお話でした。霊が成仏しないそれぞれの理由も笑えれば、時折挟まれるギャグも秀逸で気に入ったのです。もちろん2人のやり取りも楽しく、テンポの良いストーリーと共に追いかけたいシリーズに決定しました。この作家さんの他のシリーズも、機会があれば読んでみようと思ってます。2023/03/01
Ex libris 毒餃子
7
除霊師として成長していくか、アイドルとして成長していくか、楽しみ。2023/01/14
蝉、ミーン ミーン 眠ス
7
一見するとルリちゃんの最後のセリフは毒があるようにみえるけど、先のアイドルは成長物語であるというセリフと合わせれば言ってることはど正論で、やる気のない下手なやつは問題外だがやる気のある下手なやつならそこからの成長をファンが楽しめるから一人位いる分にはグループとしてはプラスだわ。2023/01/14
Mr.deep
6
トクサツガガガの丹羽庭女史の待望の新刊！なんですが、あとがきに書かれた雑なスタートアップのせいか、全体的に焦点の合わないぼんやりとした出来栄え。大好きな作家さんなんで応援したいんですが、厳しいだろうなぁ2023/01/24
