出版社内容情報
ギターを愛する全ての人に贈る傑作第2集!
街角に佇むギター修理の店、『ギターショップ・ロージー』。
この店は、AC/DCとロック、そしてギターをこよなく愛する兄弟、アンガスとマルコムがやっている。そのあまりに熱いギター愛で、採算度外視の仕事を受けてしまうこともしばしば。
店に客としてやってきた女子、ヒカコもお店のスタッフに加わって、最近店はさらに賑やかになった。
そんなある日、買い物を頼まれたヒカコは、道の途中、ある住宅の前で捨てられたクラシックギターを発見。どうやらその家の老人の持ち物だったようだが、どうしても気になるヒカコはある行動に出て…!?
毎回登場するギターと依頼主は、今集でも様々な個性とドラマを持って登場!もちろん有名な名器も多数登場!!
大きく話題になった第1集よりさらにパワーアップした、ギターと音楽を愛する全ての人のための最新刊!
【編集担当からのおすすめ情報】
第1集発売時には、ギター好きからも大絶賛された本作。
今集でもギターとそれにまつわる熱い人間ドラマが紡がれていきます。
さらに、ギター好きが唸る超名器が今回も多数登場!!
是非今集もご堪能ください!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
16
ギターを直すという設定から『ブラック・ジャック』のオマージュと思えた『ロージー』だが、一本のギターにまつわるエピソードという側面を考えれば『ギャラリーフェイク』を連想するほうが正しいかもしれない(とはいえ、『ギャラリーフェイク』自体もまた『B・J』のオマージュ作品だったりする)。第6話がいい。これまでありそうでなかった設定が読ませる。ヒカコが『あの丘越えて』を弾き語る場面を見て、なんとなくあいみょんを思い出したり。いい漫画というのは、自由に連想を許してくれるものなのだな。2023/03/19
JACK
10
☆ 腕は確かだが商売っ気が無く、全く儲かってないギター修理の店「ギターショップ・ロージー」。ロックをこよなく愛するアンガスとマルコムの兄弟に、口が悪いが努力家のヒカコが加わった3人が、客の持ち込んだギターを修理することで様々な物語が生み出される。死を目前にした男に捧げる歌、父が大切にしていたギターを壊してしまった事を後悔する男、高飛車な物言いで修理を依頼する社長、夫の遺品を処分しようとする妻…どれも素敵で熱い作品でした。ギターやロックの知識が無い私にもロックに対する熱量が伝わってきます。オススメ。2023/08/27