出版社内容情報
北海道、侵攻される!!
深夜――――
稚内と礼文島、
北海道の2つの自衛隊分屯地が、
国籍不明の武装勢力により、急襲・制圧される!!
日本政府は敵をロシアと確定できず、
「防衛出動」を発令できない…!!
官房長官が緊急会見し、地域住民が避難する中、
武装勢力は、無人戦車を繰り出して威嚇!!
対する「いぶき」蕪木艦長の行動は…!?
【編集担当からのおすすめ情報】
正体不明の特殊部隊が、北海道の2か所の自衛隊分屯地を急襲制圧! その狙いは何か? また、気鋭のロシア研究家・小泉悠氏が、巻末記事で緊急提言! 緊迫の1巻!!
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- 評価
乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
saga
35
礼文島、稚内の基地が同時に制圧された。通信機器の異常や、突然の停電に違和感・危機感を抱けない隊員たち。読者はロシア軍の攻撃であることを分かっているが、作中では正体不明組織による攻撃に、憲法や関係法令により反撃に出られない政治的ジレンマを描く。特殊作戦群が到着するまで、地方の普通科連隊が手出しできない「弱さ」も垣間見える。現実には、制圧された基地内でスティーブン・セガールのような超人は出ないんだよね。戦闘シーンなしの第7集だった。2022/08/18
のぶのぶ
21
ロシアのウクライナ侵攻があり、日本への侵攻も全くないとは言い切れないご時世になった。読んでいて、実際、なったときには、どう舵を取っていくのだろうと感じた。動かれたら、あっという間に制圧されてしまうだろうし、あれこれ議論していたら、間に合わないこともあるのだろう。決断ができるかが決め手だろう。戦争をしない、回避するのは、大事なことだと思うが、実際に動かれたときには、どうしたらよいのだろう。他人事でなくなっていることを意識しなければいけないのだろう。2022/06/04
笠
7
3.5 新刊読了。礼文島の沿岸監視隊と、稚内の陸海空合同自衛隊分屯基地がロシア軍によって制圧される。日本の国土が明確に侵略されても、自衛隊が武器を使って対抗するまでにはこれだけのハードルがあるんだなぁと実感する。ウクライナ侵略を目にした今、ロシアによる北海道侵略もまったくの与太話とは思えなくなっているからなぁ。特に、水面下でロシアが中国と連携していて、米軍が対中警戒に引きつけられて北海道まで手が回らないとか、いかにもありそうに思える。そんでもって、実際の日本では政治家がもっと無能だから日本はすぐ終わるな。2022/08/07
オカヤン
6
1-7巻。本誌では骨のある日本の女性総理大臣がいい。痺れる展開。ロシアとどう向き合うか。戦争は外交の失敗。2022/09/20
かりんけい
5
ようやく読めた7巻。前作6巻の発売が2月初めだったので、この間に戦争が実際に起きてしまった事に、改めて身の引き締まる思いです。2022/06/20