ビッグスピリッツコミックススペシャル<br> 女の体をゆるすまで 〈下〉

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ビッグスピリッツコミックススペシャル
女の体をゆるすまで 〈下〉

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  • サイズ コミック判/ページ数 176p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784098611591
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

話題のジェンダー・エッセイコミック!下巻

単行本化希望の声が編集部に殺到した話題作!!
『実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました』のペス山ポピー、
待望の新刊です!!


性別欄に“どちらでもない”があると安心する
トランスジェンダー(Xジェンダー/ノンバイナリー)のペス山さんが、
意気揚々と向かったアシスタント現場で直面した出来事…

それは雇用主でもある漫画家X氏からのセクハラだった。

「女の体に生まれたからこんな目に遭うんだ…」

自身が生まれもった体を恨み、漫画も描けなくなったペス山さんが
己の過去、友人、親と対峙しつつ、
「女(じぶん)の体をゆるすまで」を描いた、
話題のジェンダー・エッセイコミックが上下巻同時発売です。


【編集担当からのおすすめ情報】
自身の「女の体」に疑問を抱いた幼少期、
ミソジニーを内包するに至った学生時代、
性被害を受けまくる女友達との決別…

この漫画に描かれるペス山さんの過去を通じて、
誰しもが一度は感じたことのあるだろう、当時理由はわからなかったジェンダーにまつわる違和感と理不尽が、
オリジナルかつユーモア溢れる筆致で解き明かされていきます。

下記、15話のペス山さんのモノローグからの引用です。

「ずっと砂利道を裸足で歩いてるみたいだった。

痛くて歩けなくなって、そのことをとても恥じた。

しかし痛みを正面から実感して、
『痛い。』『靴が欲しい。』
こう訴え続けることで、私はやっと歩けている。

痛みをなかったことにしている人も、

そもそも痛みを感じない人も、一緒に歩いている。

『痛い。』『痛い。』『全員分の靴が欲しい。』

私は黙れない。

だから描くのだと思う。」

本作が、多くの読者の皆さまへ届きますように。
みんなで前に進めますように。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

7
4 ゼラチンとのエピソードが印象的だった。女性に対するさまざまな性被害というものは今もまだまだあると思うけど、「セクハラは受けた側がセクハラと思ったらセクハラ」という言葉もあるように、結局その被害というものは主観的な部分があって非常に難しい。ナイフで斬られれば、どんな人間も同じように怪我をして、血を流し、ほぼ同じように痛みを感じるけども、「女の子だからね」と言われてどれくらい傷つくか、性的に迫られてどれくらいトラウマになるか、これは個人差がありすぎて万人が同じように共感できる問題ではない。2021/12/29

Ex libris 毒餃子

5
ジェンダーやハラスメントの問題かと思うが、前作に引き続き、自分が自分をどう思うか主観性の問題が強いと感じた。2021/12/10

プロムナード

3
「お前は自分の中の嫌な…「封印しておいていいこと」を、記憶から引っ張り出して作品のために向き合ってるように見える」といったゼラチンのエピソードがあとをひくんですよね。砂利道を裸足で歩いて、痛みをなかったことにするひとと、痛みを感じないひと、そこに線を引けるんだろうか。2021/12/26

たけのこ

2
揃えて読みました。やはりなかなかインパクトのある作品ですね。下巻で出てくるEMDRってのはなかなかよさそうな印象でした。なにかにとらわれているときって、結局そのイメージにとらわれてしまうわけですから、それを自ら改変するといいますか。2024/07/31

あじさい

2
「千原Jさん」ってほぼ言ってるやんと思いつつ、この内容を掲載できたのはすごいと思う。「無知は人を傷つけるかもしれないけど悪じゃない」の考えは自分と一致するけど、チル林さんの言うように変わるつもりもなく知るつもりもない人もいる。そういう人には社会通念というより教育が必要なんじゃないかと思った。若者にはマイノリティ側の気持ちがわかる人が増えてほしい2022/08/07

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