出版社内容情報
惚けてるけど達人・沢木先生の心の授業。
沢木先生は小田原の城下町に住んでいる元・高校の倫理社会の教師。
定年になった今は毎日、あちらこちらを散歩(徘徊)している。少し耄碌しているので出会う人に時にキツイことを言ったりするが、幸せな出会いとこころの触れ合いを探して、沢木先生は今日も散歩(徘徊)しているのだ。
【編集担当からのおすすめ情報】
実力派コンビによる読み切り連載型のヒューマンドラマです。
トピカルなネタも入れており
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蔦屋重三郎そっくりおじさん・寺
66
主人公の魅力で魅せる連作物語は、たくさんのヒーローを生んできたが、この漫画の主人公はまさに現代的である。妻を失い、認知症を患っている、元高校教師の徘徊老人・沢木先生である。いわゆる「ボケ老人」がヒーロー足り得ている素敵な漫画だ。読む人や介護を恐れる人の認知症への偏見の、角が取れるきっかけになるかも知れない。ボケた人は案外面白い。誰かの前へふらりと現れ、その言葉は的を外したり的を射たり。不意に飛び出す学識が、ある人の悩みを溶かしたり、新しい風を吹かせたり。もちろん危ういものなのだが、大事な事が書いてある。2021/03/03
はつばあば
49
昔と違って今は学校帰りの子供にちょっと声をかけただけで不審者扱いされるからうっかり注意もできないと。心にゆとりが無くなったのかしら。徘徊先生のように背広に蝶ネクタイなら何も言われないのか・・。いやいやこの本はそこじゃないでしょう(;´∀`)。老いてもボケていても足があって帰る家があるのが幸せ。コンビニのおばちゃんのように一言多いですが、帰って来るのを待ってくれているのが一番の幸せかも。2021/03/06
ふじ
18
1巻無料。いやー、不思議なマンガだった。妻に先立たれまだらな認知症の元教師、徘徊先生による、徘徊先の一期一会の講義。認知症だからこそ見える人間のそのままの気持ちに寄り添う講義は、シンプルなのになかなか読み応えがありました。2022/01/10
てつ
4
ちょっと変わった視点のいい話2023/12/11
舞ちゃんの父
0
残念!3巻で終了。僕の気に入ったコミックが何故だか早くに終わってしまう。いい物語だったのに。本当に残念!2022/05/15
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- 和書
- スイートリベンジ 〈1〉