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本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミン
137
あっという間に読めてしまいます。もっと一気に読みたい。第3集、すぐに発注します。2023/01/14
Aya Murakami
127
ゲオで借りた本。 代闘士なんていたのですね。そりゃあ上級国民は恵まれているからこそ「死にたくない」という思いがつよいでしょうし…。2022/07/20
ムッネニーク
97
67冊目『チ。 ー地球の運動についてー 2』(魚豊 著、2021年1月、小学館) 執念は伝播する。新たな登場人物達が世界の真理へと挑戦する。世界への圧倒的な肯定感、美しいものを追求するという姿勢は作者本人の内側から込み上げてくる衝動なのだろうか。惑星の逆行についての説明がわかりやすかった。 「おそらく人生で初めて、自らの運命を変える挑戦権を得ている。」2021/07/30
Vakira
86
この本の題名「チ。」の理由が判る第2集。この宇宙の一番下が「ここ」である。何故なら全ての物は下に落ちる。「ここ」にある物は上には行かない。人間の住んでいる場所は一番下の地面なのだ。異端者にならず信仰を全うした者は死んだら空に行ける。天国に行って神に会える。死んだら天国へ行ける様に希望を持つ。しかし「ここ」こそが素晴らしい世界ではないのか?地球は一番下ではない。神が美しい宇宙を作ったのなら地球は3番目に太陽の周りを回っているはずだ。美しいものは必ず光り、そこに有り続ける。作者の熱量素晴らしい。2021/05/04
眠る山猫屋
68
決闘代行者グラスとオクジー、彼らが新たな主人公だ。ラファウの遺産を引き継ぐことになるこのコンビ、グラスは家族喪失から立ち直ろうという過程にいる男だし、オクジーに至っては最下層という定義に縛られている。空を見上げる事すら儘ならない二人が“天体の運行”という神秘的な真理をどう引き継いでいくのか。占星術師とグラスから託された“美しいもの”を運ぶだけ、そう自分に言い聞かせるオクジー。自身を卑下し現状に甘んじて、死後の天国だけを信じた彼がたどり着くのは・・・。意識低い系のオクジーが少しづつ、自分で考え始めた。2021/11/26