感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
34
【作る人間が評論家じみたことを言いだすのは、衰弱の兆候だ!!】息子のプレゼント。伝説のラーメン×ビジネス漫画『ラーメン発見伝』『らーめん才遊記』の芹沢が、“ヘタれた”感じで帰ってきた! 苦味には中毒性があるに同感。芹沢は思う。<カリスマ、天才的なラーメンコンサルタント…それらは全て、好きにやってきた俺に世間が貼り付けたレッテルに過ぎない。そうしたレッテルは戦略的に利用してきたつもりだった。だが、いつの間にか俺はレッテルを演じるようになり、レッテルに呪縛され、身動きがとれなくなっていたんじゃないか――>と。2024/09/15
イチイ
15
長年続くラーメン業界漫画の新シリーズ第一巻。常に第一線で活躍してきた天才芹沢だが、新しい世代が登場し自分も以前のような情熱が薄れてきた。このまま後進に道を譲るか、それとも別の道を選ぶかという話で、何歳なのかよくわからないが中年期のアイデンティティ再構築がいちおうのテーマとなっている。長期化したシリーズだがその時々に焦点やテーマを変えつつ、しっかり面白さを保ち続けている。こうやって時々仕切り直しするのが今らしいやり方なのかなと思った。2020/06/10
オザマチ
10
前シリーズや前々シリーズの芹沢さんとのギャップがあるからこその面白さ。2025/03/06
じお
9
★★★☆☆ ラーメン界のカリスマにして社長である芹沢、自他ともに認めるほどラーメンへの情熱が溢れた男だったがそれが近頃はめっきり衰え、大してうまくもないラーメン屋で管を巻く毎日、そんあ彼を発奮させようと部下・汐見ゆとりは新進気鋭のラーメン屋と対決させようとする、ラーメン食いたくなる漫画ナンバーワン再びの第1巻。面白かったです、前々作、前作ともに未読ですが、この芹沢という男だけはほんのり知っており某ようつべで話題に上がってたので読了。ハゲで皮肉と毒舌ばかりのオッサンという、→2024/10/19
林
5
電子版無料だったので読んでみたらなんかわからんのですが衝撃を受けて20年前の『ラーメン発見伝』から読みなおし『らーめん才遊記』も読んでこの『らーめん再遊記』を読み進めるうちに例の「もう俺のラーメンの中に俺はいないんだよ」を読むことができました。2023/10/07