出版社内容情報
“今”を描く、音楽と人間の物語――完結。
「アジュールの元に、成長して帰る」と
陸や航太郎の元を離れ、
一人東京で音楽制作を行う清澄。
取り憑かれたかのように音を生み続ける
彼の行き着く先は―――…!?
清澄やアジュールが選ぶ、音楽の形とは。
今の時代に、“バンド”である理由とは。
誰かと一緒に鳴らすこと。
誰かと一緒に生きていくこと――
彼らの生き様こそが、“今”を克明に描き出す。
【編集担当からのおすすめ情報】
“今”を克明に描き出す、音楽と人間の物語―――完結。
「その時代時代のリアルを掴み取るのが青年漫画の役割なのだとするならば、この作品は間違いなく2010年代における青年漫画のマスターピースだ。」
――浅野いにお
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いわし
41
ミリオン・ヒットを飛ばしてモテたい、なんていうドリームには共感しづらくなった00年代以降のミュージック・シーン。PC1台で好きなように音楽が作れて、ネットを介してすぐに世界と繋がってしまう、音楽の消費のされ方も大きく変わったサブスク世代。趣味で音楽を作れれば満足な男の子がミュージシャンを支えたい女の子と出会い、彼の生活にノイズが生じる。夢見ることから目を背けがちな今、「BECK」的ロック漫画へのアンチテーゼとして、また音楽だけでなくあらゆるエンタメの価値が変化したSNS世代にこそ刺さる新感覚バンド漫画。2022/10/07
ぐうぐう
20
ネットの登場により、音楽制作のスタイルは良くも悪くも大きく変わってしまった。それは、バンドの在り方も同様だ。バンドである理由が問われている。その問いは、逆にバンドの本来の意味を浮かび上がらせるのだ。帯の惹句で浅野いにおが言うように、現代という時代をリアルに掴み取るのが青年漫画の役割だとするならば、『バジーノイズ』は音楽を手掛かりにして2010年代を見事に描いた青年漫画の傑作と成り得た。2020/02/01
ピロ
15
スッキリと完結。「BECK」もだったけど、この業界ってこんなドロドロしてるんかな?2020/04/08
むきめい(規制)
6
いい感じで終わりました2020/02/28
タリスポッド
4
最後まで現代を貫き通して駆け足でまとまった感じ。 まだまだしがめる部分がありそうだったのに潔い。 このアジュールは現実だと誰みたいな感じの曲なんだろう。 チルみたいなシティポップ寄りを想像してしまう。 けどそうでもなさそう。2020/02/29
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