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出版社内容情報
生きるべきか死ぬべきか、それが、問題だ。
「善人を演じるならば、彼の中の悪人を探せ。悪人を演じるならば、彼の中の善人を探せ。」―――コンスタンチン・スタニスラフスキー
道東演劇祭がはじまる。
各校の生徒たちがこの数ヶ月積み上げてきたものが、たった一時間で跡形もなくなる。
でも実はたくさんのものが残る。それは観客たちの心の中に、そしてそれ以上に上演した生徒たちの心の中に。
そして好敵手は良き友になる。でも、恋人にはなれるのだろうか?
【編集担当からのおすすめ情報】
高校演劇漫画の新たなる金字塔!!
高校演劇に青春を捧げた漫画家が放つ渾身の一撃!!
創作に携わる者すべてを刺す情熱と青春!!
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
毎日が日曜日
4
★★★★2025/11/15
コリエル
3
この巻のピークとしては浜野と村岡は芝居における戦友の関係であると同時に男女として如何なる関係であるのかというエピソードなのだろうが、藤沢の孤軍奮闘も良い。仲間の中で一人だけほぼ素人で選にも漏れる。何事も如才ない彼が、上手く行かない芝居に対して何とかしようと足掻いて見せるところに誠実さがあるし、そんな彼とだから一緒にやりたいという浜野の言葉も胸を打つ。彼らのエピソード以外に複線として浅井萌香が親友を死に追いやった相手を告発しようという話が出て来るが、浜野のホンは彼女を動かすことが出来るのかも気になる。2025/11/19
s_s
3
演劇への真摯な想いが溢れており、今巻の出来も非常に良かった。演劇祭の講評の為に登壇した演劇界のレジェンドから、東京・吉祥寺での公演に向けたオファーが一部の生徒に掛かる。選抜されたメンバーが納得する脚本を書き、「世界をぶん殴る」という挑戦への足掛かりへと出来るのか、役者の演技力だけでなく、主人公の手腕が試される。一方で、尊敬の裏返しとして、抱いた恋心への幻滅がありつつも、例のふたりは「戦友」として結束を強める。悪役を引き受けた先輩の「告発」が心配ではあるが、同時にどんな波乱が巻き起こるのか楽しみでもある。2025/11/18




