出版社内容情報
これからの保育について一緒に考えましょう
「共主体」という新しい言葉でこれからの保育について一緒に考えてみませんか?
「共主体」とは、簡単に言えば、子どもの主体と大人の主体がバランスよく共存して、共に学び合う関係にあること。
第1部では、「主体性って何なの?」「子どもとかかわるときの心構え」「バランスをとって共主体へ」などをコミック形式(約40ページ)でわかりやすく解説。たとえば、一斉保育・自由保育。どちらか一方ではなく、「子どもを中心にバランスを取って、一斉保育&自由保育でいきましょう」と提案しています。
第2部では、大豆生田啓友先生(玉川大学教授)、無藤隆先生(白梅学園大学名誉教授)、遠藤利彦先生(東京大学大学院教育学研究科教授)と一緒に、「共主体」の保育をいろいろな角度から話し合いました。その内容をイラストつきで理解しやすく構成しています。
第3部では、領域別(自然環境教育、音楽教育、身体活動、性教育、表現活動など)に各分野の専門家による理論を聞いたり、実践例を紹介しています。実践は、写真やイラストを使い、共主体的な関わりのポイントをお伝えします。
【編集担当からのおすすめ情報】
好評の本『日本が誇る! ていねいな保育』『日本版保育ドキュメンテーションのすすめ』のマメ先生こと大豆生田先生とおおえださんのコンビがおくるこの1冊。雑誌『新 幼児と保育』に3年間連載した人気企画の単行本化。描き下ろしコミックは特におすすめです。
内容説明
主体・共主体解釈の描き下ろしカラーコミック約40ページ。子どもと大人が学び合う共主体の理論と実践例をわかりやすく紹介。A(自由保育、見守り、非認知能力教育、プロセスの評価)&B(一斉保育、教育的援助(指導)、認知能力教育、結果の評価)。A VS BではなくA&Bの思考で。
目次
第1部 “コミック”保育アップデート!「主体性」と「共主体」の意味解釈(主体性の考え方;共主体の考え方)
第2部 保育アップデート!「共主体の保育」総括的な理論のコーナー(無藤隆先生・大豆生田啓友先生との対話―子どもと大人、そしてモノ・コトも含めて「共主体」;遠藤利彦先生・大豆生田啓友先生との対話―「一斉保育で社会化が進み、同化・差異化が生まれます」)
第3部 保育アップデート!「共主体の保育」領域ごとの理論と実践のコーナー(「自然環境教育」自然との共主体的な関係づくり;「音楽教育」「表現させる」よりも大切なこと;「身体活動」脳を含めた体の成長が、すべての資本! ほか)
著者等紹介
大豆生田啓友[オオマメウダヒロトモ]
青山学院大学大学院修了後、幼稚園教諭などを経て、玉川大学教育学部教授。保育の質向上、子育て支援、倉橋惣三の保育論などの研究を中心に行う。NHK Eテレ「すくすく子育て」でも活躍中
おおえだけいこ[オオエダケイコ]
早稲田大学教育学部卒。主に保育・教育系媒体作成にかかわるライター、イラストレーター、漫画家。保育学は、カリフォルニア・デ・アンザ・カレッジにて発達障がいを中心に半年間履修(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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