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一人ひとりの凸凹に寄り添う「気になる子」「苦しんでいる子」の育て方

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784098401659
  • NDC分類 374.12
  • Cコード C0037

出版社内容情報

大切なことは、全部子ども達が教えてくれる

30代半ばにして、圧倒的な子どもの「成長の事実」を示し、全国から注目を集める大阪市の小学校教師、金大竜(キム・テリョン)氏の最新刊。テーマは、「気になる子」の指導です。自閉症スペクトラムの子、場面緘黙の子、感情をコントロールできずに暴言を吐く子、集団生活が苦手な子、運動が極端に苦手な子等、さまざまな「気になる子」たちに真摯に寄り添い、少しずつ伸ばしていく過程に生まれる「魂のふれあい」のエピソードは、教育関係者ならずとも涙腺が緩む、感動的なものばかりです。「教師にとって大切なことは、全部子ども達が教えてくれる」「子どものことはわからない。そこから子ども理解を始めよう」など、全国の教育関係者の背中を温かく押してくれる、珠玉の言葉に満ちた一冊です。

【編集担当からのおすすめ情報】
「超実践家」とまで称される金大竜氏による、渾身の最新刊をお届けします。本書で紹介される子ども達のエピソードを読んでいると、いつの間にか、温かい涙が頬を伝っていることに気が付きます。以下に、キム学級の子ども達の言葉を、いくつかご紹介します。
「自分がみんなの役に立てているなんて、思ってなかったです。でも、みんな、僕がいて良かったって言ってくれて、感動しました」。
「先生は、今まで会った中で、一番良い先生!」。
「これだけ仲間が頑張っているなら、僕も頑張らなあかん!」。
「先生を前と比べてみると、上からだけど、とても良くなったと思います。それはなぜかというと、怒ったあとに、1日以内で謝っています」……。
ぜひ、この感動を共有しましょう!



金 大竜[キム テリョン]
著・文・その他

内容説明

30代半ばにして「圧倒的な子どもの成長の事実」を示し、全国から注目を集める小学校教師・金大竜が、発達障がいを抱える子、感情を抑えきれない子、いじめられている子等、さまざまな「気になる子」「苦しんでいる子」に、いかに寄り添い、伸ばしていったかを淡々と綴った一冊。思わず涙が溢れるエピソードも満載です。

目次

第1章 「わからない」から始める子ども理解(子どもと向き合う時に心に留めておきたいこと)
第2章 家庭に「しんどさ」を抱える子ども達(忘れ物の多い子;宿題を忘れてくる子 ほか)
第3章 一人ひとりの凸凹を生かす教室(自閉症スペクトラムの子;つい、感情的になってしまう子 ほか)
第4章 苦しんでいる子ども達に寄り添う(徒党を組んで、特定の子をいじめる子;教師の思いに苦しんでいる子 ほか)

著者等紹介

金大竜[キムテリョン]
1980年大阪市生まれ。日本一ハッピーな学校をつくることを夢見る小学校教師。30代半ばにして、圧倒的な子どもの成長の事実を示し、全国各地のセミナーで講師を務めている。教育サークル「教育会」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

江口 浩平@教育委員会

18
【教育哲学】「金大竜先生がどのように子どもたちに接しているのか」を、多くのエピソードによって垣間見ることができる一冊。読めば読むほど金先生の子どもたちに真摯に向き合う姿、より良い方向に価値付けして伸ばしていこうとする姿、子どもの葛藤をともに受け止めている姿の一つ一つに人柄が滲み出ているように感じた。何よりそれぞれの場面での子どもたちに対する「語り」が的確でありながらどこか優しく、思わずノートに書き写して声に出している自分がいた。子どもに寄り添うとはどういうことか、襟を正していただいた気がする。2016/03/18

epitaph3

5
著者は、感情的になることもある。失敗も数々している。しかし、著者の素敵なところは、子どもに謝罪できるところだ。そこから、常に、子どものためにどうしたらいいかを探し続けている。探求と素直さ。強い武器は、実は、意識して、プライドなどを捨てれば、たどり着ける。子どもに寄り添う人にぜひ読んでもらいたい。2016/03/08

jotadanobu

3
教育には定石がある。それは無視できない。絶対にこれから先学び続けていかなければならない。でも、教師が自分が思うような学級にするために「こうすればこうなる」という指導を学級に対して行った場合、もしかしたらそれによって苦しんでいる子がいるのかもしれないということ。もっと大切なのは、誰一人として同じではない一人ひとりの子どもに寄り添って、粘り強くしつこく、その子を伸ばし続ける努力を最後の最後までし続けること。。。そんな基本的なことをを気づかせてくれる本だった。あまりの温かさに何度も涙したながら読んだ。2016/03/13

Ta

1
キラキラと輝く実践ばかりに目を奪われ自分を見失っていた自分にピッタリの本だった。奇をてらう必要はない。目の前の子どもたちと、そのときその瞬間にしかないストーリーを一緒に作り上げていく。それが教師の仕事なんだと感じさせてくれる一冊。エピソードで語ることができる人になりたいな。2019/03/24

ジャーマン♪

1
再読。自分の児童観をもとにリフレクションしているだろうか?この本を単なる読み物、読んだ自分の自己満足として流してしまっていなかっただろうか。そういう反省をした。2018/08/08

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