出版社内容情報
13歳、自閉症の童話作家が描く感性の世界
著者・東田直樹(13歳・千葉県立君津養護学校中等部1年生)は小学校の就学健診で「自閉傾向」と診断された。頭に浮かんだ言葉は表現しようとすると途端に消えてしまう。音読はできてもコミュニケーションがとれない。そんな著者は、アルファベットと数字が並んだ母手製の文字盤で、言葉をひとつひとつ紡ぎながら大好きな童話を創作する。 2004年、05年と2年連続「グリム童話賞」中学生以下の部で大賞を受賞。受賞の『この世で一番美しい音』『白い小鳥』、未発表の『ぼくたちの青の星』3作品を掲載するとともに、その瑞々しい感性がどのように生まれてきたのか、ドキュメントを通して天才少年童話作家誕生の原点を探る。
内容説明
自閉傾向というハンディを乗り越えて天才少年作家が誕生した!グリム童話賞2年連続大賞受賞の注目の作家・東田直樹初の作品集。
目次
第1部 作品集(『この世で一番美しい音』―げんじいと一郎の物語;『ぼくたちの青の星』―月になりたかった地球のお話;『白い小鳥』―五つの村の物語)
第2部 成長記録(自閉―ぼくって何?;誕生―神への祈り;就学―家族の愛;未来―ぼくの夢)
著者等紹介
東田直樹[ヒガシダナオキ]
1992年8月千葉県君津市生まれ。1999年4月千葉県君津市立小学校入学。2000年「未来の夢」コンテスト(神戸市主催)ゆめ作文小学校低学年の部大賞。2002年おはなしエンジェル子ども創作コンクール優秀賞。2002年第38回全国児童才能開発コンテスト佳作賞。2004年第4回グリム童話賞大賞。2004年4月千葉県立君津養護学校小学部6年生へ編入。2004年おはなしエンジェル子ども創作コンクール最優秀賞。2005年第5回グリム童話賞大賞。2005年4月千葉県立君津養護学校中等部入学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
Natsuko
Hisashi Tokunaga
りんふぁ
Mayumi O