• ポイントキャンペーン

勇気はおいしいはず―東田直樹作品集

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A4判/ページ数 118p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784098377213
  • NDC分類 913.8
  • Cコード C0037

出版社内容情報

13歳、自閉症の童話作家が描く感性の世界

 著者・東田直樹(13歳・千葉県立君津養護学校中等部1年生)は小学校の就学健診で「自閉傾向」と診断された。頭に浮かんだ言葉は表現しようとすると途端に消えてしまう。音読はできてもコミュニケーションがとれない。そんな著者は、アルファベットと数字が並んだ母手製の文字盤で、言葉をひとつひとつ紡ぎながら大好きな童話を創作する。 2004年、05年と2年連続「グリム童話賞」中学生以下の部で大賞を受賞。受賞の『この世で一番美しい音』『白い小鳥』、未発表の『ぼくたちの青の星』3作品を掲載するとともに、その瑞々しい感性がどのように生まれてきたのか、ドキュメントを通して天才少年童話作家誕生の原点を探る。

内容説明

自閉傾向というハンディを乗り越えて天才少年作家が誕生した!グリム童話賞2年連続大賞受賞の注目の作家・東田直樹初の作品集。

目次

第1部 作品集(『この世で一番美しい音』―げんじいと一郎の物語;『ぼくたちの青の星』―月になりたかった地球のお話;『白い小鳥』―五つの村の物語)
第2部 成長記録(自閉―ぼくって何?;誕生―神への祈り;就学―家族の愛;未来―ぼくの夢)

著者等紹介

東田直樹[ヒガシダナオキ]
1992年8月千葉県君津市生まれ。1999年4月千葉県君津市立小学校入学。2000年「未来の夢」コンテスト(神戸市主催)ゆめ作文小学校低学年の部大賞。2002年おはなしエンジェル子ども創作コンクール優秀賞。2002年第38回全国児童才能開発コンテスト佳作賞。2004年第4回グリム童話賞大賞。2004年4月千葉県立君津養護学校小学部6年生へ編入。2004年おはなしエンジェル子ども創作コンクール最優秀賞。2005年第5回グリム童話賞大賞。2005年4月千葉県立君津養護学校中等部入学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒラP@ehon.gohon

11
自閉症という障害と、素晴らしい感性で驚くような作品を書き続ける東田直樹さんのルーツに当たるような著作です。 障害者にスポットがあてられ、さまざまな報道がされるようになってきましたが、その扉を開けるきっかけになったのが、東田さんの活躍に負うところが大きいと思います。 本人の活躍の裏に、母親の美紀さんの並々ならぬ苦労があったことも、書かれているこの本は、障害児童に読み聞かせを続ける上での福音だと感じています。2017/08/04

Natsuko

10
東田直樹さんの本は4冊目。こちらはお母様談が多く、今までの本人談と違う視点で勉強になった。自閉症でありながら作家を目指すまでに才能を伸ばしたことはすごいの一言。掲載されている3作の童話は情景がありありと眼に浮かぶ表現力。ここにいたるまで五年生まで一緒に通学したり、プロレス並みのケンカをしたり、お母様の努力も人並み以上だったことも分かった。2019/01/24

Hisashi Tokunaga

3
鮮烈な言葉の並びと物語の行方。エクセレント。かつて綴方教室という古典的手法でえがかれた物語群との差異が今日的。自閉症って結局どこまでも引きずる人生の病なんだろうか?幼少時の天分がどこまで延長するのかを覗き見るのも楽しみかも。2017/01/12

りんふぁ

3
おかあさん、ぼくのおとうさん、の詩に涙しました。ご両親の愛、しっかり届いてるんだなって。口で話せなくても、心はたくさん感じて話してる。見えないものを見る心を持ち続けたいと思いました。2014/02/25

Mayumi O

3
ビッグイシューでの連載で知った東田君の作品。過去の作品だけど、とても豊かな才能に、これからがさらに、ますます楽しみ。2013/05/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/184146
  • ご注意事項

最近チェックした商品