出版社内容情報
新婚早々にして浮気の虫がさわぎだした細川同心、こっそり女の許に出かけたところ、思わぬ初手柄をたてるが、浮気の一件で平蔵から大目玉……愈々快調の新作六篇
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
14
今回からの新キャラは同心・細川峯太郎。おとなしい外見の峯太郎と寡婦・お長との逢引の場面に居合わせてしまった平蔵「俄か雨」かつて世話になった馴馬の三蔵が江戸に来ていることを知った密偵の粂八「馴馬の三蔵」怪しげな張り替え屋・針ヶ谷の宗助を探る平蔵は彼の情婦・おさわが盗賊沼目の太四郎とも通じていることを知り「蛇苺」密偵・仁三郎は捨て身で平蔵を守って大怪我をするほどの忠義者。ところが昔の仲間から恩義ある盗人お頭・船影の忠兵衛を殺す計画に引き込まれる。断われば娘の命はない。仁三郎は苦悩する。「一寸の虫2001/05/06
だまし売りNo
2
池波正太郎『鬼平犯科帳』は江戸幕府の火付盗賊改方の長官・長谷川平蔵を描く時代小説である。鬼平は長谷川平蔵の通称である。江戸に跋扈する盗賊と対決し、事件を解決していく。テレビドラマの時代劇になった。 著者は美食家としても知られており、料理の描写も細かい。軍鶏のもつ（内臓）を鉄鍋で煮込む「五鉄」の軍鶏鍋は有名である。 2018/02/18
52
1
登場人物や関係の図を書きたくなる。ふりがながいい味を出していて池波さんらしい。2016/12/29
孤灯書屋
0
⭐️⭐️⭐️⭐️2022/02/11
