LD・ADHD・アスペルガー症候群 気になる子がぐんぐん伸びる授業―すべての子どもの個性が光る特別支援教育

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784098373727
  • NDC分類 378
  • Cコード C0037

内容説明

「LDもADHDもアスペルガー症候群も、私は勉強したからもうだいたい知っています」。そう思われた方、ちょっと待ってください。実は、LD、ADHD、アスペルガー症候群などとひとくちに言っても、一人ひとり状態像がまったく違います。それに、大切なのは、障害名を知ることではなく、その子の特性からくる問題と今苦手なことを理解し、支援・指導することなのです。気になる子をさりげなくサポートしている先生は、以前から全国に確かに存在したのです。その技を学校全体のシステムとして広げること、これこそが特別支援教育ではないでしょうか。教室でよく起こる57事例に添って解説。

目次

第1章 子ども編(まったくできないわけではないけれど、読み書きが苦手な子には?;読み書きだけでなく、聴くことが苦手な子には?;指示通りに動けない子には? ほか)
第2章 教師編(専科の先生と連携するには?;校内で孤立1 学校全体が特別支援教育に積極的でないときには?;校内で孤立2 管理職に理解がないときには? ほか)
第3章 保護者編(子どもがADHDだと思うが、保護者にどのように伝えればいい?;「アスペルガー症候群だと思う」と話したら、保護者が強く反発;障害名を伝えるのではなく、いろいろな状態像があることを知ってもらう ほか)

著者等紹介

高山恵子[タカヤマケイコ]
昭和大学薬学部卒業。約10年間学習塾を経営。1997年トリニティー大学大学院教育学・1998年ガイダンスカウンセリング修士課程修了。保健所、サポート校などで臨床にたずさわる一方で、研修会講師をつとめる。臨床心理士。NPO法人えじそんくらぶ代表。文部科学省中央教育審議会特別支援教育専門部会専門委員、文部科学省特別支援教育に関する作業部会委員、ガイドライン策定協力者星槎大学非常勤講師、北海道大学大学院子ども発達臨床研究センター学外研究員ほか

品川裕香[シナガワユカ]
早稲田大学法学部卒業。ノンフィクションライター・編集者。教育・医療・社会問題を異文化理解・予防的観点から取材執筆。国際ディスレクシア協会(IDA)会員、発達性ディスレクシア研究会(IDA日本支部)広報担当、日本LD学会会員、日本子ども虐待防止学会会員、北海道大学大学院子ども発達臨床研究センター学外研究員ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ムーミン

20
担任レベルでは具体例が豊富で、頼れる一冊になりそうです。2022/01/09

かおりんご

3
非常に読みやすい。何度も同じ内容が繰り返しかかれている。ひとりで抱え込まないようにしなきゃなと思った。入門書としては、いいかもね。2009/09/17

ぴーたん

2
小中学校で発達障害の子が教室にいる場合にどのような対応をするのが良いのか、子ども編・教師編・保護者編で構成されています。 4コマ漫画でNGとGOOD例を出して解説していてとても読みやすいです。 大切なのは、障害名を知ることではなく、その子の特性から来る問題と今苦手なことを理解し、支援、指導すること。障害を知らなくても、気になる子をさりげなくサポートできている先生の技をシステムとして広げることが特別支援教育ではないかとあり、なるほどと思いました。2011/08/13

しゅうりん

1
できないことを怒っても解決しないことを先生達は分かってほしい。子どもはみんな成長したいと思っているが、みんなと同じようにできなくて、どうしていいか分からなくて、心を閉ざし、考えるのを止める。障害のあるなしにかかわらず、自分の得意と苦手を知り、どういう時に困りやすいかを自己分析し、そうならないようにするにはどうすればいいか考えて試し、できない時には人に助けを求められるようになることが大切だと教えてほしい。2021/06/09

pocky

1
だいぶ古い本だけど,ベースの考え方はこんな感じかな?という感じ。事例ごとに漫画にしてあるので読みやすい。2020/05/14

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