職員室からの証言―「6・3・3制」の光と影

職員室からの証言―「6・3・3制」の光と影

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784098373321
  • NDC分類 372.1
  • Cコード C0037

出版社内容情報

21世紀を目前にして打ち出される数々の「教育改革」は、子どもたちの未来を明るくするものだろうか。半世紀にわたって教壇に立ちつづけてきた著者が<6・3・3制>下の戦後教育の功罪を考察する。

「私は中学、高校、大学の教師として52年間を歩んできた。本書をあえて『職員室からの証言』としたのは、子どもと教師の動きを内側からとらえ、<6・3・3制>の光と影を照射したいと考えたからである」と著者は語る。 行政レベルから書かれた「教育史」が多いなかで、本書は、半世紀にわたって教壇に立ち、子どもや同僚とともに幾多の教育改革の波をのり超えてきた側からの、まれな教育私史である。「中高一貫」「通学区域の弾力化」……21世紀を目前に矢つぎ早に打ち出される数々の「教育改革」。はたしてその方向は子どもの未来を明るくするものなのか。 いま、自らの実践を通じ、「何をなすべきか」を問う。 本書は<学校改革への4つの視点> 1. 戦後教育の原点 2. 教育課程の軌跡 3. 生徒指導の系譜 4. 教師変容の構図、から成り、その時々の年表・資料も交え戦後教育の変遷を実感的に物語る。 学校再建の道を探る世の教師に、仕事への「自覚」と「誇り」を促す教育私史である。

内容説明

中高一貫教育論の渦中「6・3・3制」を検証する。何が「不易」で、何が「流行」か。教職生活52年の実践を通して「戦後教育の改革」を直視する。いま、子どもたちに何をすべきか。―21世紀を築く現場教師への熱いメッセージ。

目次

1 六・三制発足、座標軸を求める教師
2 学習指導要領に揺れる学校現場
3 弁当のない子、水をのむ子から「生きる力」へ
4 戦後50年の職員室

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