小学館新書<br> ドキュメント 軍人たちの戦後―証言・資料で辿る生還者の数奇な運命

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小学館新書
ドキュメント 軍人たちの戦後―証言・資料で辿る生還者の数奇な運命

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098255146
  • NDC分類 392.8
  • Cコード C0295

出版社内容情報

苛酷な「第二の人生」を生きた男たちの記録

「俺たちは何のために戦ったのか――」
敗戦によって突きつけられたのは、あまりにも苛酷な「第二の人生」だった。

BC級戦犯容疑から逃げ延びた海軍少佐 山辺雅男
存在自体を消された「桜花発案者」 大田正一
真珠湾攻撃で捕らえられた「捕虜第一号」 酒巻和男
薬づくりに人生をかけた特攻隊の生き残り 内藤祐次
「牛たん」を仙台名物にした元零戦搭乗員 大川原要
慰霊と巡拝に後半生を捧げたベテラン戦闘機乗り 角田和男

他に源田実、水木泰、福山孝之、湯野川守正の波乱万丈の人生、柳瀬千尋の軍歴、ネイビー会でのこぼれ話も収録。
これまで500人以上の元軍人・遺族にインタビューをしてきたジャーナリストによる、歴史を「正しく知る」ための一助となる貴重な記録集。

戦争をじかに戦った軍人たちがどのように生きたか。それを知ることは、令和を生きるわれわれにとっても、反面教師をふくめた貴重な道標になるだろう。(「はじめに」より)


【目次】

内容説明

俺たちは何のために戦ったのか。敗戦によって突きつけられたのはあまりにも苛酷な「第二の人生」だった。激動の時代に翻弄されながらも逞しく生きた男たちの波乱万丈な人生譚。

目次

第一章 逃げ続けた男たち(BC級戦犯容疑から逃げ延びた波乱の人生 山辺雅男;存在を消された「桜花発案者」 大田正一;華麗に「特攻反対派」へ転身してみせた政治家 源田実)
第二章 戦後復興を支えた男たち(真珠湾攻撃で捕えられた「捕虜第一号」 酒巻和男;商社マンになった夜間戦闘機パイロット 水木泰;薬づくりに人生をかけた男 内藤祐次;海軍大尉はダイイかタイイか;戦前戦中、「大元帥」と称された天皇の「軍人としての階級」は?)
第三章 生き抜いた男たちの証言(特攻に「否」と答えた「牛たん」の仕掛け人 大川原要;「絶対国防圏外」極限の島からの奇跡の生還者 福山孝之;「海軍士官の鑑」のような男のトラウマ 湯野川守正;ベテラン戦闘機乗りの戦後の慰霊行脚 角田和男)
あとがきに代えて 「アンパンマンのモデル」柳瀬千尋の軍歴は?

著者等紹介

神立尚紀[コウダチナオキ]
1963年、大阪府生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、講談社「フライデー」専属カメラマンを務め、主に事件、政治、経済、スポーツ、災害などの取材報道に従事。95年、戦後50年を機に戦争体験者の取材を始め、97年よりフリー。映像作品の考証、監修も数多く手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゃーりー

4
著者は旧海軍の軍人との交流が深い。このため、紹介されている軍人は、いずれも旧海軍となっている。 本書は大きく3つのテーマに分かれているが、特に興味深かったのは第三章「生き抜いた男たちの証言」。 仙台名物のあれは、元零戦搭乗員が創業した会社によるところが大きいことを知りました。 なお、仕事柄、監査法人との付き合いが深いのですが、四大監査法人のひとつは、旧海軍の主計将校が設立しているせいか、かなりのハードワークです。2026/09/24

Hayami

3
まずは「正しく知ること」なのだと筆者は言う。 この戦争のことを言っているのだが、当時も海外を見た者の中には「この戦争は確実に負ける」と言わしめた者もいた。特攻隊の方の戦死日が8/15直前であるのを見て、後数日違ったらこの方はご存命であったのかと思うと何とも言えない気持ちになる。作戦として「この圏外は放置する(見殺しにする)」というものもあったとか。今ならおかしいと思えることも当時はまかり通る。上官が生き残り若い命が散る、慰霊をライフワークとされた方も。若者の写真を見るたびに、戦争はただただ悪なのだと思う。2026/08/15

YS-56

2
語られたことも、語られなかったことも。未来に繋げていくには「正しく知っておく」ことが益々重要になっていくのでしょうね。2026/08/01

オルレアンの聖たぬき

1
戦後、ちょっと一括りの言葉で表していいのかどうかわからない複雑な言い方だが、戦争を潜り抜けた、生き残った軍人たちのその後。私たちが誰でも知っているような企業や製品が実は元軍人さんが作り上げたものだったことは驚いた。戦死した同僚たちの遺家族を訪ね歩き、弔いを続けた人の思いはいかばかりだったろうか……読み終わった後は胸がいっぱいになる。2026/09/12

Yasuhisa Ogura

1
軍人たちの戦後の生き様をまとめたもの。彼らに共通していることは、戦争が人生を決定づけたということ。さらに8月15日に終戦しなければ、人生がもっと変わっていたことである。収録されている中では、あまり有名でない軍人に興味をもった。特攻志願を募った際、部隊で唯一「否」と書いた大河原中尉は、戦後、職を転々としながら、牛タンの素朴な美味しさに感動し、牛タン店を始めることを決意。その際、仙台名物と言い切ったことが、成功のきっかけだという。このエピソードを知ると、牛タンの味も感慨深いものとなってくると思う。2026/08/26

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