ちくまプリマー新書<br> 医人の夢

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ちくまプリマー新書
医人の夢

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480685544
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

命を救うはずの場所で

僕は「重い現実」を見た――

映画『廃用身』原作者が贈る、

「正しさ」を問いなおす物語。



「医者になりたい」高校生×医療ミステリー



医学部受験のため猛勉強中の高校二年生・医人(いひと)。

同級生の父親が喉頭がん治療中に急死し、医療ミスではないかとの話が持ち上がる。

事実を探るべく、主治医、親戚の麻酔科医、各科の専門医、新聞記者と対話し、

「病気を治して人の役に立つ」というきれいごとだけでは説明できない医療の重い現実を知る。



【本文より】

……「そんな陽の当たる場面ばかり思い描いて医者になったら、すぐに挫折して、やる気のない医者になったり、金儲けに走る医者や、楽をすることばかり考える医者になったりする。医者になるなら、医療の陰の部分をあらかじめ知っておくことが大事なんだ。……医療にはそんな世間から隠された暗くて重い現実があることを知っておくことが、ほんとうの意味でいい医者になるための心の準備になるんだ」……


【目次】

第一章 「将来、医者になりたいんです」

第二章 「もし、医療ミスだったら、悔しいな」

第三章 「医療には知らないほうがいいことも多いんだぞ」

第四章 「そう、心の準備だ」

内容説明

医学部受験のため猛勉強中の高校二年生・医人。同級生の父親が喉頭がん治療中に急死し、医療ミスではないかとの話が持ち上がる。真実を探るべく、主治医、親戚の麻酔科医、各科の専門医、新聞記者と対話し、「命を救う」という正しさだけでは説明できない医療の重い現実を知る。

著者等紹介

久坂部羊[クサカベヨウ]
1955年大阪府生まれ。小説家・医師。大阪大学医学部卒業。大阪大学医学部附属病院にて外科および麻酔科を研修。その後、大阪府立成人病センターで麻酔科、神戸掖済会病院で一般外科、在外公館で医務官として勤務。同人誌「VIKING」での活動を経て、2003年『廃用身』で作家デビュー。2014年『悪医』で第3回日本医療小説大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

165
久坂部 羊は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 新書なのでエッセイかと思いきや、ジュブナイル小説の良作でした。医学部を目指す中高生に読んで欲しい一冊です。 しかし医人(いひと)と言う名前で医者にならなかった場合は、辛いです(笑) https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480685544/2026/07/23

ナミのママ

72
中高生などの若い世代に向けてわかりやすい解説を書くちくまプリマー新書。そこからの新刊は、医者になりたい高校生が命を救うという正しさだけではなく、重い現実を知っていくストーリー。親戚の麻酔科医、大学病院各科の専門医、新聞記者、いろいろな立場の大人と対話をしていく。短いので単純すぎるかなと思う部分もあったが、趣旨は伝わりわかりやすい。2026/06/15

みいやん

7
医学部を目指す高校生が友人の父の死をきっかけに医療ミスについて調べる。高校生向けに書かれたものだか、治療を受けている立場には参考になった。2026/08/12

coldsurgeon

6
医師を目指して勉強に励む高校2年生を主人公として、友人の父の死を医療事故ではないかと疑うところから物語は始まる。医療の不確実性や不条理な面を知ることにより、医療への期待が盲目的であることを理解し始める。医療者は、ただ感謝されるエッセンシャルワーカーというわけではなく、不条理な展開への恨みの受け手になることがある。医療の正しさとは何かと問う著者らしい作品。2026/06/14

muroyu

5
YA新書(ちくまプリマー新書)。物語を通じて、医師を目指す学生達に、医師の仕事の表や裏、心構えなどを導く。医師である著者ならではの記述に現実味があり、とてもわかりやすい。 「ベテランの外科医に手術を、してもらいたいという患者さんの気持ちは、もちろんわかる。だけど、それは裏を返せば、新米の外科医はほかの患者で練習してくれと言っているのと同じだろう。究極のエゴイズムだ」「医者になるなら、医療の陰の部分をあらかじめ知っておくことが大事なんだ。治らない病気や、治療の不確実性、患者を練習台や実験台に ↓続く2026/08/12

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