小学館新書<br> ベーシックサービス―「貯蓄ゼロでも不安ゼロ」の社会

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小学館新書
ベーシックサービス―「貯蓄ゼロでも不安ゼロ」の社会

  • 井手 英策【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098254705
  • NDC分類 364
  • Cコード C0236

出版社内容情報

カネと運しだいの自己責任社会を変える本

教育費・医療費・介護費・障がい者福祉がタダになり、
将来の不安におびえて今の望みをあきらめなくてもいい、衝撃の方法があった!

本書では、そんな社会を実現する方法「ベーシックサービス」について、
財源、ベーシックインカムとの違い、しくみ、実現への道筋をひもといていきます。

日本では、将来の「必要」に「貯蓄」でそなえなければなりません。
私たちは生活を守るために、子どもを減らし、欲しいものをあきらめ、人並みの暮らしをなんとか維持しようと必死になって生きています。
運がよければいいんです。でも、運が悪ければ、どんなにキャリアを積んでも、ちょっとしたきっかけで奈落の底に突き落とされます。貧しい人に無関心で冷淡な社会は、いつ、自分や子どもたちに牙をむくかわからないのです。
あなたは、そんな社会を子どもたちに残したいですか?

「運が悪く」極貧の母子家庭で育った財政学者が、壮絶な自身の過去とともに、社会を変えるシステムを解き明かします。

*2021年刊行の『どうせ社会は変えられないなんてだれが言った?』に最新状況を加筆、再編集して新書化したものです。


【編集担当からのおすすめ情報】
【著者】
井手英策(いで・えいさく)
1972年、福岡県久留米市生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。日本銀行金融研究所、東北学院大学、横浜国立大学を経て、現在、慶應義塾大学経済学部教授。専門は財政社会学。総務省、全国知事会、全国市長会、日本医師会、連合総研等の各種委員のほか、小田原市生活保護行政のあり方検討会座長、朝日新聞論壇委員、毎日新聞時論フォーラム委員なども歴任。著書に『幸福の増税論』(岩波書店)、『欲望の経済を終わらせる』(集英社インターナショナル)、『ふつうに生きるって何?』(毎日新聞出版)ほか多数。2015年大佛次郎論壇賞、2016年度慶應義塾賞を受賞。

内容説明

教育費・医療費・介護費・障がい者福祉がタダになり、将来の不安におびえて子どもを減らし、欲しいものをあきらめ、人並みの暮らしをなんとか維持しようと必死にならなくてもいい―そんな社会を実現する衝撃の方法「ベーシックサービス」について、提言者である財政学者が自身の過去や体験とともに、財源、しくみ、ベーシックインカムとのちがい、実現への道筋をひもといていく。2021年刊行の『どうせ社会は変えられないなんてだれが言った?』を大幅に加筆して新書化。

目次

序章 運で未来が決まる理不尽に怒りを!
第1章 政治にひねりつぶされて生まれたベーシックサービス
第2章 私の幸せとあなたの幸せは矛盾しない
第3章 できる大改革とできない大改革~ベーシックインカムとMMTを批判する
第4章 ソーシャルワーク~真のライフセキュリティをめざして
第5章(終章) 価値ある国を、自分たちの手で

著者等紹介

井手英策[イデエイサク]
1972年、福岡県久留米市生まれ。慶應義塾大学経済学部教授。専門は財政社会学。総務省、全国知事会、全国市長会、日本医師会、連合総研等の各種委員のほか、小田原市生活保護行政のあり方検討会座長、朝日新聞論壇委員、毎日新聞時論フォーラム委員なども歴任。2015年大佛次郎論壇賞、2016年度慶應義塾賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえぽん

43
財政社会学者の慶大教授が3年前に刊行した本を大幅に改稿して新書化したもの。税、中でも課税ベースが広く税収増効果が大きい消費税の増税とセットで、福祉、医療、教育等のベーシックサービスの提供と現金ベースの品位ある最低保証が、ライフセキュリティをもたらすとする。民進党との政治的関与の後に公明党、自民党による施策的接近が生じたこともあってか、中庸の政治を求めている。コロナ禍での政府・社会の対応が示したリスクにも警鐘を鳴らしつつ、ベーシックサービスの保障に加えて、人と人の間にある人間の本質にも迫った意欲作と言える。2024/09/22

よっち

27
教育費・医療費・介護費・障がい者福祉が無料になる社会を実現する方法「ベーシックサービス」について財源、ベーシックインカムとの違い、しくみ、実現への道筋を解説した1冊。自身も「運が悪く」極貧の母子家庭で育った財政学者が、困難だった自身の過去も語りながら、ベーシックサービスによってどのようなことが変わっていくのか、相対的に格差が小さくなる考え方や、それに財源がどれくらい必要となるのか、ベーシックインカムやMMTとの違いは何かを解説していて、それとソーシャルワーカーの重要性を語る著者の想いを興味深く読めました。2024/04/26

zoe

13
ベーシックインカムではなく、ベーシックサービス。義務教育もベーシックサービスですね。そういう必要なものを提供する。お金で提供しようとすると、インチキ受給者が登場し、モラルが崩れる。根底には汗水かきながらの互助。財源は消費税。1%上げると2-3兆円になるとか。年収〇〇〇万円の壁問題も、消費税を上げればよいのかも。急ではなく、毎年か隔年で1%くらいずつ15%くらいまで。とりあえずそう決めて。3年くらいあれば、何かまともな制度ができると信じて。2024/11/20

Mc6ρ助

12
あの井手英策さんのベーシックサービス論、熱血主張にお腹いっぱいだったけど(いや、これは名著)、少なくとも食品の消費税は廃止してほしいし、住宅政策はベーシックサービスの対象と異論がいっぱい。食なんて子供食堂は民間だぞ。大企業の内部留保はお金を貯めてるわけではなくて海外に投資してるんだというSNSの投稿を見て、労働者に分配もせず国内市場に投資もしない(ゆえにに消費が伸びない)ならば税金で国内に還元してくれ、トヨタなんてどのツラさげて日本から出ていって存続できると思ってるんだと毒づきたくなる。2024/10/21

Francis

11
三回お会いした事がある情熱溢れる財政社会学者井手英策さんの新著。単行本「どうせ社会は変えられないなんてだれが言った?」の新書化。新書化による文章の見直しで論旨はむしろ分かりやすくなっている。似た語感のある「ベーシックインカム」と井手さんの唱える「ベーシックサービス」との違い、どうして「ベーシックサービス」の方が優れているのかを説得力のある文章で語り、そのベーシックサービスを実現するための財源論についてもこれまた説得力のある言葉で語る。井手さん、またお会いして情熱ある貴方の語りを聞いてみたいものです。2024/04/12

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