小学館新書<br> 多様性を楽しむ生き方―「昭和」に学ぶ明日を生きるヒント

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小学館新書
多様性を楽しむ生き方―「昭和」に学ぶ明日を生きるヒント

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098253883
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「昭和」には生きるヒントが詰まっている! 「生きていれば、きっといつかいいことがあるはずだ」――人々が楽観的かつ貪欲で、明日へのエネルギーに満ちた「昭和」という時代は、世界の歴史の中でも特に興味深い時代だったとヤマザキマリは語る。先を見通せない不安と戦う今、明るく前向きに生きるヒントが詰まった「昭和」の光景を、様々な角度から思い出しながら丁寧に綴った考察記録。ヤマザキマリ流・生き方指南。巻末に「ヤマザキマリ年表」付き。「私にとっての昭和がサバンナだったとすると、そこで培ったエネルギッシュな精神はその後イタリア、シリア、アメリカといったそれぞれまったく要素の違う国々に移り住んできた私の、世の中なんでもあり、という適応力につながったと言っていい。様々な不条理と向き合わされ、孤独に打ちひしがれてもなんとか頑張ってこられたのは、あの時代の人々の暮らしや漫画やテレビなどからタフに生きることの重要性を学習できていたからだろう。 移り変わる時代の中で、ときどき、過去の人々の思想や社会のあり方が現状の問題解決に対しての良いヒントとして活かされるように、昭和にもそういう要素はいくつもあるはずだ」──あとがき「昭和というサバンナ」より

内容説明

「生きていれば、きっといつかいいことがあるはずだ」人々が楽観的かつ貪欲で、明日へのエネルギーに満ちた「昭和」という時代は、世界の歴史の中でも特に興味深い時代だったとヤマザキマリは語る。先を見通せない不安と戦う今、明るく前向きに生きるヒントが詰まった「昭和」の光景を、様々な角度から思い出しながら丁寧に綴られた考察記録。

目次

おやつに問われる想像力―ジャンクな菓子に胸が躍った時代
昭和的「自分の演出」―手作りで着たいものを作った昭和
懐かしい風景―昭和の下町商店街には人情があった
家に魅せられて―昭和は家に気兼ねなく人が集まった
「おおらか」がいい―昭和は道端にエロ本が落ちていた
CMの創造性―昭和のCMには遊びや知的教養があった
昭和のオカルトブーム―童心大人から勇気をもらった
憧れた大人のかたち―前に進んだ昭和一桁世代の女性
私とエンタメの世界―昭和の点が線につながっていく
大気圏の中で生きる―貧しくても裕福でも、生き方は人それぞれ
地球人類みな兄弟―昭和は多様性社会だった
昭和流のいじめ―いじめっこのバックグランドが見えた時代
24時間、働けますか―昭和の仕事人
孤独を自力で支える家族―離れていてもつながっている共同体
幸せは待っているだけでは訪れない―人生100年時代の老後、終活
不条理と向き合う生き方―孤独を味方にしていた昭和漫画の主人公たち

著者等紹介

ヤマザキマリ[ヤマザキマリ]
漫画家・文筆家。東京造形大学客員教授。1967年東京生まれ。84年にイタリアに渡り、フィレンツェの国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を専攻。比較文学研究者のイタリア人との結婚を機にエジプト、シリア、ポルトガル、アメリカなどの国々に暮らす。2010年『テルマエ・ロマエ』で第3回マンガ大賞受賞、第14回手塚治虫文化賞短編賞受賞。2015年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。2017年イタリア共和国星勲章コメンダトーレ受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Nat

54
図書館本。ヤマザキマリさんの著書が好きで、図書館で見かけたので読んでみた。マリさんの人生の波瀾万丈さをあらためて納得。終盤の運動会の徒競走で順位をつけなくなった学校がでてきたことでそんなことで平等を示唆する不自然さを感じるという主張に同意。努力や頑張りの度合いが決して結果に結びつくわけではないという不条理を子供の頃から感じる場面がどんどん減ってきていることで精神を鍛える機会は益々減ってきていることだろう。マリさんが60歳くらいで漫画から少し離れて油絵を描くのか養蜂家になるのか何をするのか楽しみにしている。2022/11/30

けぴ

46
ヤマザキマリさんの自伝的なエッセイ。お笑い、漫画、いじめ等多様なテーマにつき、昭和ではどうだったかを自分の視点で語っていく。あとがきにある「昭和の世界がサバンナという無法地帯だったとしたら、現代の社会はよくできたサファリパークみたいなもの」という例えは昭和という時代を上手く表現していると感じた。2024/08/26

Prince of Scotch

21
近年、「多様性」という言葉が市民権を得てきているが、日本でその意味がきちんと理解され受容されているかは疑問である。自身を顧みると多様性より均一性に安心してしまう「島国根性」丸出しの人間ではないかと。“反逆的精神を持った人間は必要とされない国”(218ページ) はまさにヤマザキ氏の仰る通り。日本では、何かを判断する際、「空気を読む」ことが最優先され、合理性や寛容性は二の次のような気がする。敢えて言うなら、まだまだ「一致団結箱弁当」の社会なのだろう。2021/08/21

ドレミ

21
面白かった。山崎さんのことは、イタリア在住のテルマエ・ロマエの漫画家さんという情報しかなかったが、子供時代の懐かしい話や、お母様が、札響の女性初のメンバーだったこと、山崎さんのこれまでの人生。飾ることなく、思いを書かれていて、様々な考察についても、納得できて、よかった。視野を広げていきたいな、と思わせて貰った本。2021/03/10

あまね

20
昭和の『そうそう‼️あったね‼️あった‼️』が満載の本書。ヤマザキさん、本当によく覚えてらっしゃいます。ヤマザキさんの文章と共に『あの頃』の空気や懐かしさまで伝わってきました。こうした文章を書けるところが、絵を描く観察眼にも繋がっているのだろうなと拝察します。そして、やはり彼女の生き方を根っこで支えているのはお母様なのだなと思ったエッセイもありました。『昭和はサバンナ』だと仰るヤマザキさん。そのサバンナを私も生きてきたはず(笑)これからは少しはっちゃけて生きてみたいと思いました。2023/01/26

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