出版社内容情報
意識はどこにあるのか?
私たちは機械の中で生き続けられるのか??
壮大な研究に挑む。
私たちの身体や脳は電気仕掛けで動いている。では、私たちが感じているこの「意識」はいかに生じるのか? 意識の発生するメカニズムから、意識を機械に移植するという脳神経科学の最先端までを分かりやすく解説。
脳はただの物質で、脳で行われているのは単なる電気信号の伝達だ。なのに、私たちは、何かが見えていると感じたり、リンゴは赤いなぁと感じたりする。脳のどこで何をどのように感じているのだろう? 電気信号がある時に意識となるのなら、機械にも置き換えられるのだろうか? 意識が湧くその仕組みが分かってくると理論的には脳と機械を繋いで意識をアップロードすることも可能になるかもしれない。
内容説明
私たちの身体や脳は電気仕掛けで動いている。では、私たちが感じているこの「意識」はいかに生じるのか?意識の発生するメカニズムから、意識を機械に移植するという脳神経科学の最先端までを分かりやすく解説。
目次
第1章 意識について三つの不思議
第2章 脳を研究する方法
第3章 脳と機械はどう違うのか
第4章 機械脳の作り方
第5章 機械の中の意識を確かめる
第6章 意識を機械にアップロードする
第7章 デジタル世界で生きる未来
著者等紹介
渡辺正峰[ワタナベマサタカ]
1970年千葉県生まれ。93年東京大学工学部卒業、98年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。99年から2001年にかけて東京大学大学院工学系研究科助手、2001年から同助教授、カリフォルニア工科大学留学や独国マックスプランク研究所客員研究員などを経て、東京大学大学院工学系研究科准教授。専門は神経科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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