小学館新書<br> 世界観

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小学館新書
世界観

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  • サイズ 新書判/ページ数 286p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098252879
  • NDC分類 319
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「知の巨人」が実践するニュースの読み方

トランプ大統領の誕生によって、世界が大きく動こうとしている。

いま日本人に必要なのは、無秩序な情報を論理的に組み合わせ、「見えざる敵」を炙り出す思考である。

本書は、この5年間に世界で発生した大事件に対して、佐藤優氏が正面から思考した記録である。

国際情勢分析は、同氏にとって外務省主任分析官時代からのライフワークだ。インテリジェンスや地政学、宗教的知見から事象の「本質」を導き出すアプローチは、大陸から隔絶された島国で暮らす日本人が国際社会で生き抜く術でもある。

【目次】
第一章 世界の「ルール」が変わった――欧米・ロシア
第二章 視えざる「テロ」との戦い――中東・欧米・日本
第三章 東アジアの命運――中国・韓国・北朝鮮
第四章 危機に備えよ――日本

地球規模の動乱を生き抜くために――。そのヒントは本書にある。



【編集担当からのおすすめ情報】
オバマ外交の失敗とトランプ現象、ヨーロッパ「移民問題」、英国「EU離脱」、中国軍「領海侵犯」、朝日新聞「誤報」、北方領土交渉、安倍政権と創価学会、金正恩「核外交」、パナマ文書、トルコ「クーデター騒動」、「イスラム国」テロ…といったテーマについて、佐藤優氏が正面から論じています。本書を読めば、傍目には、別地域、別次元で起きた事件ですが、見えない糸でそれぞれが繋がっていることがよく分かります。「これから」を生きる学生、ビジネスマンにおすすめです。

第1章 世界の「ルール」が変わった――欧米・ロシア
第2章 視えざる「テロ」との戦い――中東・欧米・日本
第3章 東アジアの緊張――中国・韓国・北朝鮮
第4章 危機に備えよ――日本

佐藤 優[サトウ マサル]
著・文・その他

内容説明

本書はこの5年間に世界で発生した大事件に対して、作家・佐藤優氏が正面から思考した記録である。国際情勢分析は、同氏にとって外務省主任分析官時代からのライフワークである。インテリジェンスや地政学、宗教的知見から事象の「本質」を導き出すアプローチは、大陸から隔絶された島国で暮らす日本人が国際社会で生き抜く術でもある。

目次

第1章 世界の「ルール」が変わった―欧米・ロシア(オバマが「チェンジ」できず、これからトランプが取り組む宿題;太平洋への進出国家を叩く米国の論理は21世紀、日本ではなく中国を標的とする ほか)
第2章 視えざる「テロ」との戦い―中東・欧米・日本(トルコ・クーデター騒動の次に起こる米国とエルドアン大統領の対立激化;ムハンマド風刺画の「掲載是非」と「イスラム過激派のテロ」は切り離して考えねばならない ほか)
第3章 東アジアの命運―中国・韓国・北朝鮮(スパイ容疑で日本人が次々逮捕―日本vs中国「諜報戦」で起こっていること;中国軍艦はなぜ「パジャマで通勤電車に乗る」ようなことをしてきたのか ほか)
第4章 危機に備えよ―日本(「日本人テロリスト」が東京を襲撃する日;創価学会と公明党が安倍政権にかけた厳重な「縛り」 ほか)

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
1960年東京都生まれ。作家、元外務省主任分析官。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はたっぴ

88
お仕事本として読了。「1991年のソ連崩壊以降、国際情勢は年々複雑になっている」とする前書きから著者のインテリジェンスが迸る充実の内容だった。SAPIO誌での連載を膨らませ、最新の情報を追記したもので構成されているが、大枠は国家間のパワーバランスの変化、テロの行方、東アジアの見通し、危機への考え方について述べられている。字面を追っているだけでは理解できない項目が複数あるものの、過去の出来事をもとに今後の世界情勢をどう捉えるか、自分の頭をしっかり働かせて(鍛えて)物事を考えていくことの大切さを学べた一冊。2016/12/11

Rubik's

60
★★★★☆「本質」2019/08/08

かまど

32
『世界動乱の背景を知る』 国際情報誌「SAPIO」に2011年から今日まで著者が連載してきた「インテリジェンスデータベース」の記事をまとめた一冊です。 古い記事は6年前のものもあり、当時の情勢を振り返る良い材料になります。 数年前より継続している時事については、著者による現時点での補足が追記されています。 ほんの数年間の出来事ではありますが、私たちも歴史の中を生きているという感覚を持てました。 (つづく)2017/02/12

James Hayashi

28
サピオに掲載された時事ニュースの解説。日露関係、北方領土、プーチンの思考、東アジアの外交、各国のテロなど。気になったのはスノーデン。彼自身が裁かれるのでなく、インテリジェンスと本質的に敵対する思想というコメント。/北朝鮮の米国が反撃に出るレッドラインの調査。すでに弾道ミサイル実験停止や核実験施設破壊など北朝鮮は持つものを持ったと感じさせる行動。反日の韓国におけるナショナリズムはテロに結びつく可能性があるという考えなど、外交の大切さを知る。2018/07/26

Kentaro

25
近年の日本外交の低迷の中でも、もっとも顕著なのがロシアスクールと言われる外交の能力低下である。 プーチン大統領との会談が設定される度、解決が期待される北方領土問題も、サハリンと日本を繋ぐパイプラインの話もいっこうに先に進まない。 北方領土の二島を返還して、そこには米国軍を駐留させないという形で日米同盟に風穴を開けたいロシアと、それには乗れない日本は平行線を辿るばかりである。 そんなロシアスクールは杉原千畝の奇跡のビザから繋がりバックにあるのは、イスラエルのインテリジェンスなのだという。2019/04/07

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