出版社内容情報
これが結論!日本人と原発
東日本大震災そして原発事故から1年。放射線に汚染された国土は一向に回復の目処が立たない。それどころか汚染は蓄積され、今後百年以上福島第1原発周辺に人は住めないだろう。万が一同様の事故が起きたら、日本は消滅するかもしれない。にもかかわらず、なし崩しに原発再稼働に向けた動きが顕在化している。竹田氏は原発推進派が今も上げるその根拠を徹底検証する。そして原発がいかに日本に合わないか、さらには不必要であるかを明らかにし、原発の10分の1で同出力が得られるガス・コンバインドサイクル発電による代替を提唱する。明治天皇の玄孫である著者が「日本人の感性」や「日本人論」から原発問題の核心に迫った目からウロコの脱原発論。この1冊で日本の電力問題は決着を見る!
序章 結局原発をどうしたらよいのか
原発は簡単になくせる/コンバインドサイクルで電力問題は一気に解決/原発を推進する理由はあるか/ほか
第1章 原発に保守もサヨクもない
「左翼=原発反対」「保守=原発推進」のいびつな構造/反原発人生を歩み始めたきっかけ/明治天皇の玄孫が市民運動に参加してはいけませんか/保守の人こそ先入感を排して考えて欲しい/ほか
第2章 1年でハッキリわかったフクシマの実情
福島原発で何が起きたか/地震直後に始まった炉心溶解/水素爆発の原因は「設計ミス」/終息宣言と冷温停止のウソ/高台に電源があったら平気だったか
第3章 原発推進派の5つのウソ
1,核兵器を持つために原発は必要/2,原発が止まったら電気が足りなくなる/3,原発の発電コストは安い/4,二酸化炭素を出さない原発は地球を救う/5,少量の放射線は体に良い
第4章 低放射線の人体への影響
世界で議論沸騰/チェルノブイリの被曝/世界の研究機関は「健康に影響あり」/ほか
第5章 原発が日本にふさわしくない理由
1,原発の安全は労働者の死に支えられている/2,国土が失われた/3,原子力は神の領域を冒す/ほか
終章 これで原発問題は決着
日本人だからできる脱原発/脱電気と脱石油/すでに存在する理想のエネルギー~AGCC
内容説明
福島原発の大事故から1年、放射性物質はいまもなお漏れ続け、汚染された国土は回復の目処すら立たない。原発は現在、全54基中3基が運転中だが、稼働率わずか5・6%でも電力不足は起こっていない。そんな状況にもかかわらず、原発再稼働に向けた動きが顕在化しつつある。国家にとってエネルギー問題は理想論では語れない重要なテーマだ。地熱、風力、太陽光など再生可能エネルギーで代替できないのは確かだが、ガス・コンバインドサイクル発電という原発より効率的、現実的な発電がある、と著者は説く。日本に原発は必要か―この一冊で日本人の原発問題は決着する。
目次
序章 結局、原発をどうしたらよいのか
第1章 原発に保守もサヨクもない
第2章 1年ではっきり分かったフクシマの実情
第3章 原発推進派の5つの嘘
第4章 低線量放射線の人体への影響
第5章 原発が日本にふさわしくない3つの理由
終章 これで原発問題は決着!
著者等紹介
竹田恒泰[タケダツネヤス]
昭和50年、旧皇族・竹田家に生まれる。明治天皇の玄孫にあたる。作家、慶應義塾大学講師(憲法学)。慶應義塾大学法学部卒、専攻は環境学。平成18年に『語られなかった皇族たちの真実』(小学館)で、第15回山本七平賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぽんくまそ
よっしい~
Humbaba
not six
荒岸 凪音
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- 和書
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