小学館101新書<br> 復興増税の罠

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小学館101新書
復興増税の罠

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  • サイズ 新書判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098251223
  • NDC分類 345.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

増税せずとも復興はできる!

未曾有の大震災により、市場経済も市民生活も大打撃を受けているにもかかわらず、政府は“復興”という名目で様々な増税政策を推し進めようとしている。政治家や経済評論家たちは毎日のように「財政難」を訴え、「日本は借金漬け」と繰り返す。果たしてそれは真実なのか? 「市民税10%減税の恒久化」「議員報酬半減の恒久化」をマニフェストに掲げる名古屋市長河村たかしは「増税せずとも復興できる」と断言する! 本当に増税は不要なのか? その根拠はどこにあるのか? 増税以外の選択肢で日本を再生させるには? その答えがここにある!


【編集担当からのおすすめ情報】
復興増税の話はもちろん、話題の「TPP」から「脱原発依存」「代替エネルギー」個人情報を管理する「マイナンバー」制度まで、幅広く、鋭く、政治と行政の問題点を突く。“今の世の中、どこかおかしいのでは?”と感じている方は必読です!

はじめに

増税しなくても復興できる3つの理由
1 財源は復興税より復興債
2 増税はGDPを落とし復興に水を差す
3 役所に自由競争を導入してコスト削減

第1章「日本国債は危険」のウソ ~ギリシャと日本を同列に語る愚~

日本は本当に借金漬けなのか
銀行に金が余っているという事実
借金の返しすぎが不景気の理由
銀行の貸し渋りではなく、民間の借り渋りが問題
銀行は余った金で国債を買う
ギリシャ国債の金利は20%超、日本国債は1%
金利を見ればそのウラが取れる
財政市場初の金の供給過剰が起きている
余っても捨てられない金が国へ貸し出される
日本に金が余る仕組み
アメリカも潰れると言われたが
◎コラム 「日本の技術力」オオカミ少年はここにもいる
潰れる国の国債を売りつける財務相の二枚舌
国債ほど平和な金融商品はない
「国債は悪」「増税は善」がセオリーの財務省
政治家の経済オンチ
◎コラム 市民税10%減税の話

第2章 「増税やむなし」のウソ ~増税で日本経済はさらに失速する
膨れあがる復興増税額
オオカミ少年財務省の言い分
ありえない! 値段が同じの自民党スーパーと民主党スーパー
「行政改革でムダな経費を削減」のウソ
消費税アップでGDPは毎年ダウン
年金の辻褄合わせが増税なら総理大臣はだれでもなれる
貯蓄する金があるなら税金で取ってしまえ
どうせ国が使う金でも国債の方が経済的
投資につながる税制措置が足りない
◎コラム TPP考 安全保障と切り離して考えないかん
増税とセットで進む、もうひとつの国家詐欺
アメリカのIDカードとは似て非なるカード
21世紀の天下りのお得意様は「マイナンバー」
◎コラム 市民税10%減税が“金持ち減税”と言われたわけ

第3章 「財源がない」のウソ ~国も電力会社も独占をやめよ~

役所を民営に払い下げる
もしもマルエイデパートが区役所を運営したら
水道料金はなぜ値下げされないのか
電力会社が地域独占を続けたら事故はまた起きる
“名古屋電力株式会社”で電気料金も下げられる
国税の「上納システム」をやめよ
自治体の税制を独立採算制に
国税をとるなら見積書を提出せよ
地方交付金の明細書を出せばムダが減る
強い自治体があるから国も強くなる
日本経済を失速させた大失政「地方も借金」のウソ
夕張市はスケープゴートにされたのか
「地方の時代」のウソ
地方も人件費1割削減できるはず
◎コラム 被災地支援も減税パワーだった
◎コラム 臨時国会「名古屋場所」計画

第4章 「日本は民主主義」のウソ ~王様になった議員をやめさせろ

「税金取るなよ」が議員の仕事
民主主義の仮面をかぶった職業議員
世界一住みやすい街バンクーバーの議員は市民並み給料
市長が国会議員を兼ねるフランス
ボランティアだからいいアイデアが出る
寄付金控除で宗教法人の経理もオープン
マルサもNPOで
寄付金普及のカギを握る減税
「自由主義国で独占メディア」の最悪
記者クラブから流される増税やむなし論
だから国民はだまされる
◎市民市役所を作る

おわりに

民意を反映できない議会に反論する

内容説明

未曾有の大震災により、市場経済も、市民生活も大打撃を受けているにもかかわらず、政府は“復興”という名目でさまざまな増税政策を押し進めようとしている。政治家や経済評論家たちは毎日のように「財政難」を訴え、「日本は借金漬け」と繰り返す。果たしてそれは本当なのか?「市民税10%減税」「議員報酬の半減」の恒久化をマニフェストに掲げる名古屋市長の河村たかしは「増税せずとも復興できる」と断言する!本当に増税は不要なのか?その根拠はどこにあるのか?増税以外の選択肢で日本を再生させるには?その答えがここにある。

目次

第1章 「日本の国債は危険」のウソ―ギリシャと日本を同列に語る愚(日本は本当に借金漬けなのか;銀行に金が余っているという事実 ほか)
第2章 「増税やむなし」のウソ―増税で日本経済はさらに失速する(膨れあがる復興増税額/オオカミ少年財務省の言い分;ありえない!値段が同じの自民党スーパーと民主党スーパー ほか)
第3章 「財源がない」のウソ―国も電力会社も独占をやめよ(役所を民間に払い下げる;もしもマルエイデパートが区役所を運営したら ほか)
第4章 「日本は民主主義」のウソ―王様になった議員をやめさせろ(「税金取るなよ」が議員の仕事/民主主義の仮面をかぶった職業議員;世界一住みやすい街バンクーバーの議員は市民並み給料 ほか)

著者等紹介

河村たかし[カワムラタカシ]
1948年11月3日、名古屋市東区古出来生まれ。1972年、一橋大学商学部卒業後、家業の古紙回収業に従事、中小企業の辛酸を体験。1993年、愛知一区より衆議院議員に立候補、当選し、政界入りを果たす。衆議院議員を5期務めた後、2009年衆議院議員を辞職、同年名古屋市長に当選。現職。減税日本代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zunbe

0
川村たかし名古屋市長の著書をはじめて読んだ。私が不勉強でよく理解できない部分はあるが、河村たかし名古屋市長の改革精神には頭が下がる。国会議員も、川村たかし名古屋市長の爪の垢を煎じて飲んでほしい。2013/07/24

みのにゃー

0
自分は河村氏を応援してる。河村氏の全ての考えに共感できるわけでは無いけど、自らの(市長としての)報酬をカットしたりと、口だけの政治家とは違うと思う。2012/06/01

Tomohisa Fujita

0
テレビをつければ消費税増税法案の話ばかりの今だから読んでおきたかった本。財務省、銀行、メディア等、色々な問題を指摘している。名古屋市は市長の給料を2700万円から800万円に減らした。職員の給与削減も実施している。23年度の市民税減税は成立しなかったが、そのために捻出されていた財源を元に、復興支援をしている事とか、もっと評価されてもよいと思う。2012/04/01

ANUNYAPHUM

0
復興増税の嘘をわかりやすく暴く本。 多くの人に読んでもらって、増税ではなく、国債発行で復興をしていく正しさを理解して欲しい。2012/02/05

Shinya Kusakabe

0
『税収を増やしたいなら、増税によってではなく、GDPそのものを高めるべきなのだ』どす。2012/01/28

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