出版社内容情報
認知症高齢者は200万人といわれ、日常生活ができない、詐欺被害にあうなどの事例は他人事ではなくなっている。高齢者の判断能力を補助し、支える成年後見制度を紹介し、家族や地域のかかわり方、支え方を考える。
内容説明
もしも家族が、自分が、認知症になったら―。判断能力の衰えは誰にでもやってくる。そうなる前に知っておきたい、もうひとつの“介護”。
目次
第1章 安心して暮らしたい(老親が悪徳商法の被害にあう;成年後見で悪徳業者に立ち向かう ほか)
第2章 成年後見制度の可能性(「後見」は歌舞伎から;成年後見制度にも二つの後見 ほか)
第3章 介護と後見は車の両輪(与えられる介護から“買う”介護へ;介護サービスを選ぶ ほか)
第4章 高齢者・障害者の暮らしを守る(市民後見人の誕生まで;精神障害者の生活を理解するために ほか)
第5章 地域力を活かす(銀行との取り引きがスムーズに;地域密着の営業が活きる信用金庫 ほか)
著者等紹介
宮内康二[ミヤウチコウジ]
1971年生まれ。早稲田大学卒業、南カリフォルニア大学ジェロントロジー大学院修了。ニッセイ基礎研究所を経て、東京大学医学系研究科特任助教。専攻は、高齢者の可能性を探究するジェロントロジー(老年学)。ケアマネジメント、高齢者の社会参加、成年貢献、生活保護、その他、高齢・福祉政策に関する調査研究ならびにジェロントロジー教育や市民後見人養成講座などの教育活動を通じ、高齢社会日本の活力と安心の創造を目指している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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