内容説明
おかあさんとけんかをしてうちをとびだしてしまったフランチェスカ。くちからとびだしたのは、「あーあー!いっそのことネコになりたい!」…じんせいにはこういうふしぎなことがよくあるものなのです。
著者等紹介
ブレイク,ステファニー[ブレイク,ステファニー][Blake,Stephanie]
フランス在住。1968年アメリカに生まれる。8歳よりパリに暮らす。現在二児の母。東洋言語研究所で中国語を学んだ後、最初の子どもの誕生をきっかけに絵本制作に従事。以後、本国フランスにおいて精力的な創作を行っている
ふしみみさを[フシミミサヲ]
1970年埼玉県生まれ
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感想・レビュー
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たまきら
23
うわあ、これはママ耐えられないよ…と思いつつ読み進めました。娘もすっかり感情移入していて、最後ニッコリ。そして最後の最後、作者から「にほんのおともだちへ」というお手紙に「ああ、それでなんだあ!!」とオタマさん大笑い。こういうニュアンスがわかる年頃になったのね。6歳の女の子にぜひ。でも母親と喧嘩中の全ての女子にお勧めしたいです。2017/11/01
遠い日
13
ステファニー・ブレイクの絵を求めて。そして、天使じゃない子どもを描かせたら天下一品の、まさにその作品にぐいと気持ちを掴まれる。子どもだからといって、自分の言う通りにさせようというのは都合がよすぎる。フランチェスカの仕返しがまた小憎らしいけれど、子どものころわたしもこんなこと考えたなぁと、妙に納得。愛してほしい気持ちのいじらしさに、最後はやられました。2015/09/25
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
お母さんとケンカして家出したフランチェスカ。イライラが収まらなくて「いっそのこと ネコになりたい!」と言ったら本当にネコになってしまった。親子げんかなんてあることだけど、お母さんのフランチェスカに対する言葉や行動は…人のふり見て我がふり直せ…の教訓です(;^_^A2019/08/24
なほみ
1
お母さんが1人泣いてるシーン、私まで切なくなった。2022/02/16
おっちゃん
1
フランチェスカは大分偉いと思う。子供にも大人にも受け取り方が違ってある絵本。2013/11/05