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おにいちゃんが病気になったその日から

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  • サイズ A4判/ページ数 27p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784097272786
  • NDC分類 E
  • Cコード C8771

出版社内容情報

お兄ちゃんが入院した。父さんも母さんも病院へ行って、ぼくはひとりぼっち…。兄弟が病気になったとき、ひとりとり残された子どもの寂しさ、不安を綴った絵本。

「ある日お兄ちゃんが重い病気で入院した。父さんも母さんも、お兄ちゃんにかかっきり。ぼくのことなんか全然かまってくれなくなった」兄弟が病気になった時、一人取り残された子の寂しさや不安を綴った絵本です。

内容説明

ある日、おにいちゃんが重い病気で入院した。父さんも母さんも、おにいちゃんにかかりっきり。ぼくのことはぜんぜんかまってくれなくなった…。きょうだいが病気になったとき、ひとり取り残された子のさびしさや不安をつづった絵本。

著者等紹介

佐川奈津子[サガワナツコ]
1975年広島市に生まれる。子ども時代を大阪ですごす。奈良大学に入学したが、後に中退する。8歳のとき弟が脳腫瘍になり、その体験をもとに1999年『おにいちゃんが病気になったその日から』を自費出版。新聞などで紹介され、多くの人の共感を呼ぶ。現在は兵庫県三田市在住

黒井健[クロイケン]
1947年新潟市に生まれる。新潟大学教育学部卒業。幼児絵本の編集者を経て、1973年よりフリーのイラストレーターとして活躍。1983年サンリオ美術賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

35
以前、同僚の子供さんが「お母さんは私の事が嫌いなの。 入院ばかりしている妹の方が好きなの」と泣かれた事を思い出しました。 著者の後書きのような文章を読んで、涙が止まりませんでした。 お父さんも辛かったでしょうが、黙って居なくなるなんてとショックでした。 黒井さんの絵が大好きで借りた本でしたが、弟君の寂しさが胸に詰まって、じっくり拝見出来ませんでした。2015/03/03

ヒラP@ehon.gohon

27
兄弟が重い病気になった時、それを受け入れる兄弟の気持ちはいかばかりでしょう。 病気の兄弟を思いやる気持ちと、病気の兄弟にかかりきりの親に対する妬み、自分の孤独感、複雑なものが有ることを痛いほど感じました。 そして、妬みを持った自分を攻め続ける自分もいるのですね。 著者の実体験から書かれたこの作品は、著者のガラスのようなナイーブさを正面からとらえています。 この苦しさを家族で共有できると良かったですね。2020/11/14

みー

13
他館より。涙が出た。うちの子は、物心が付く前の闘病だったから、上の子も、病児本人も一番辛く大変だった時の記憶はないと思うが・・一番可愛い盛りの3~4歳までは実家に預けて両親に育ててもらったので、いかしかた無かったとはいえ、親としての後悔は沢山ある。子供も当時の記憶がないと思うが、今だ全員が凄いママごんで、私にベッタリなのは・・そう言う背景もあるのかなと、思っている。両親も、長男も長女もあの当時、本当に良く頑張ってくれた。皆が同じ方向を見て頑張れたから、今があるのだと思う。病児兄弟の支援、必要だよね・・。2016/10/12

ゆにす

8
私も子どもの頃、妹が肺炎で入院しただけで、不安な気持ちになったことを覚えています。また、主人が二か月入院したとき、幼児の子ども二人を抱えてのお見舞いや、医師の説明を聞くときは人に預けたりと、とにかく大変でした。病人の家族、とくに子どもへの配慮が、日本はなさすぎだと思います。この本は子どもの内面が深く傷つき、それを長く引きずっている事にも触れていて、とてもいい本だと思います。紹介しにくい本かもしれませんが、必要としている人は多いのではないでしょうか?2011/07/13

はぐれ猫

6
昔職場に自腹でこそっとおいてきました。お兄ちゃんが突然重い病気になった時、お父さんとお母さんはそのことでいっぱい。でも、もう一人家にはいるんだよ。 甘えたいわがままをじっと我慢することが、精一杯のお手伝い。 親御さんにそのことを思い出してほしくて、そして、そんな兄弟のいる子供に偉いねって言いたくて、読んでもらいたかったです。 家族はみんなでその役割を果たしながら、苦難を乗り越えて家族になるんだよ。 どんなに目の前の子どものことでいっぱいでも、大人を必要としている子供が他にいることを、忘れないでください。2013/01/13

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