出版社内容情報
ピンクのほっぺ、愛らしいまなざし。明るい光に包まれた少女たちが語りかける。
19世紀後半の印象派という新しい絵画運動の中にあって、常に人間を描くことに興味を持ち続けていたルノワール。美しく輝く色彩で描いた少女たちの作品を、「ないしょなんだけどね、明日は赤い髪飾りをつけるの」というような、パーティ前日の少女たちの胸躍る心境を語ることばで綴ります。ゴッホ、モネ、ピカソにつづく、名画と遊ぶ絵本「あーとぶっく」シリーズの第4弾です。
内容説明
絵画との新しいコミュニケーションが生まれる画集絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
101
『小学館あーとぶっく』シリーズ。柔らかいタッチで少女たちをモデルにした作品を数多く遺したルノアール。無垢で純真さを感じる一方、ミステリアスにもみえる表情は秘密の一つや二つは持っていそう……というわけかは分かりませんが、サブテーマは『ないしょかな?』。鉄道の発達によるアウトドアライフの始まりや、印刷の普及による大衆向け書籍の人気、日本文化の流行など当時の時代背景も短く織り込みながら、肖像画家としても人気を博した作品が紹介されます。『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』はハッピーな作品ですね。1994年1月初版。2016/05/01
恭子
29
ふわっとやさしい筆づかい、たくさんの色・色・色。 少女たちの夢みる瞳、愛らしい口もと。 きらきらした木もれび。 ルノワールが描いた絵を眺めていると、幸せな気持ちになります。2013/09/21
あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。
28
再読2024/06/05
メタボン
25
☆☆☆★ 明るい色彩とふっくらとした少女たちの肖像画が好き。2016/08/07
しろくま
17
明るい色彩で女性や子どもをたくさん描いています。「わたしにとって絵画とは、愛らしく、楽しく、美しいものでなければならない。」との言葉を残しているルノワール。何気ない光景を描いているようであっても、魅力的なのでしょうね♪人気があるのもわかる気がします(^^)2018/11/10
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