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文春文庫
盟約〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 447p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167661113
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

あの名作「勇魚」の閉幕から月日は流れ―鯨取りの血をひく青年・三郎は生まれ育ったカナダを出、祖国日本をめざす。時は明治。日本は列強ひしめく大海へと漕ぎ出そうとしていた。海軍に身を投じた三郎は、やがて自分が世界で演じることになる大きな役割をまだ知らない…海軍を軸に日英の絆を謳いあげる大歴史絵巻、開幕。

著者等紹介

ニコル,C.W.[ニコル,C.W.][Nicol,C.W.]
1940年、イギリス、南ウェールズ生まれ。カナダ北極地方の野生生物調査を皮切りに、世界各国でさまざまな環境保護活動に携わる。62年に初来日し、78年より日本に定住、95年には日本国籍を取得する

村上博基[ムラカミヒロキ]
1936(昭和11)年生まれ。東京外国語大学ドイツ語学科卒業。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

13
カナダ生まれの三郎が海を渡り江田島の海軍兵学校で学ぶ。成績優秀で英国への留学も果たし、中尉として戦艦朝日に乗り込む。そしてロシアのバルチック艦隊を迎え撃ち、日本の勝利で終える。ここまでが上巻。日露戦争の描写は短くあっさりしたものであるが、三郎の成長と時代背景の描写、ロシア女性との絡みなど明治時代であるがバラエティーに富んでおり驚いた。下巻ではイギリス生まれの著者の描き出す日英関係と三郎の行く末が期待される。2015/06/06

なつみかん

5
勇魚よりも、もっと時代が進み、話がより複雑になってくる・・・下巻へ!2019/08/04

siopop

1
勇魚の続編なのですが、勇魚が歴史小説のような雰囲気のくじらの話だったのに対し今作品は海洋冒険小説になっていました。 日露戦争の事が書かれているのですが、あの当たりの事を書いた本は今までに坂の上の雲しか読んだ記憶がなくとても面白く読めました。 日本海海戦の話が簡単に済まされていたのは残念だったものの、 それでも主人公がカナダの自由奔放な少年から江田島の兵学校を出て青年士官になって行く姿は面白く読めましたし、今まで読んだ海洋冒険小説はイギリス人が主人公の話ばかりだったので、日本人が主人公の話は楽しかったです。2012/01/28

あきひと

0
cwニコルさんが日本海軍の書を著したということに驚かされました。2016/11/04

七月

0
フィクションだけど伝記モノって感じで割と面白い。2018/01/23

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