出版社内容情報
『月光浴』の石川賢治、最新写真集
太陽光の46万5千分の1の明るさといわれる満月の光。
写真家・石川賢治氏は30年以上にわたり、1年に12回、しかも風のない晴天の日しか出会えない、この満月の光だけで撮影を続けてきました。
氏は近年、ダイナミックな自然を求めて世界をめぐる満月の旅にひと区切りをつけ、日本人の暮らしの中にある四季折々の月夜の風景を撮り続けています。
満天の星の下、月光に照らされた木々や昆虫、糸島の美しい砂浜、そして撮影の唯一の光である月そのものまでもをうつし出した神秘的な青い世界。
それはまさに我々が宇宙と繋がっていることを示唆しています。
時間に追われる現代人の心に、ゆったりした時間軸と癒やしを提供してくれる一冊です。
【編集担当からのおすすめ情報】
日本の春夏秋冬を舞台に、宇宙と繋がる神秘の世界を最高品質の印刷で表現しました。写真集としては例を見ない右開き、春夏秋冬の折々に添えられた石川氏の言葉と本書に寄せる想いも縦書きにして、日本の書物の美しい佇まいを感じさせる本に仕上がりました。
英訳は、日本人の心象を深く愛し、百人一首をはじめ古典文学を海外に広く伝えているピーター・J・マクミラン氏が担当しています。
内容説明
四季折々、満月の夜。私たちは宇宙と繋がっている。
著者等紹介
石川賢治[イシカワケンジ]
月光写真家。1945年福岡県生まれ。1967年日本大学芸術学部写真学科を卒業。同年、ライトパブリシティ写真部入社。1976年フリーの写真家としてコマーシャルフィルム及びスチールを数多く手掛ける。1984年から1985年まで日本とサイパンで月光写真の露出テストを繰り返す。1986年サイパンで本格的に月光写真の撮影を開始、『月光浴』(小学館)を発表。月光写真家として世界各地を巡り作品を撮り続け、写真集を多数発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。