出版社内容情報
まったく新しい「今昔物語」の誕生です
歌舞伎などの古典芸能の演目、日本文学の原点ともいえる「今昔物語」から50編を厳選、わかりやすい現代語に再話し、和田誠、宇野亜喜良、南伸坊、安西水丸など日本を代表するイラストレーター167人が美しいイラストを添えました。
平安時代の末期に編纂された「今昔物語」は当時の説話集ですが、男女の機微、家族の情愛、恩義を忘れない動物の心など、日本人の現代の読み物としても楽しめる一方、当時の世俗、社会習慣などがよくわかり、たいへん興味深い内容です。
主なタイトル
「大蛇と力比べをする話」「人質の美女から逃げる話」「朱雀門の倒壊を当てた僧の話」「蕪を食べて身ごもる話」「死んだ妻と一夜を共にする話」「猫におびえて税をおさめる話」「美女にもてあそばれる話し」
【編集担当からのおすすめ情報】
古典文学としては名高い「今昔物語」ですが、原典で読むのはなかなか難しいものです。本書は有名な話はもちろん、読んで楽しいものを数多く選び、再話しました。各話を2名~6名のイラストレーターが担当し、それぞれの解釈で、付けた絵は、展覧会のテーマである「墨汁」を使い、より興味深い仕上がりになっています。
内容説明
176人の画家が描く167の今昔物語。
目次
一夜の契りに行く末を誓う話
僧が盗人を手玉に取る話
大蛇と力比べをする話
人質の美女から逃げる話
絵師が飛騨の工に挑む話
腫れ物を治させて逃げる話
悪霊となった妻にまたがる話
朱雀門の倒壊を当てた僧の話
親子で馬泥棒を射止める話
鷲にさらわれた少女の話〔ほか〕
著者等紹介
守谷茂泰[モリヤシゲヤス]
1965年静岡県生まれ。「スプーンしんぶん」で第十二回小学館「おひさま大賞」童話部門最優秀賞を受賞。俳人、歌人としても活躍。第十九回現代俳句新人賞、第二十一回現代俳句俳論賞、第十四回歌壇賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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