出版社内容情報
「子どもと自然」「子どものしつけを考える」「サルの目 ヒトの目」〈自然に親しむ心を育てる〉現在の教育の混迷は、子育てや教育の伝統的システムの崩壊のゆえである。動物が本来もっている自力で生きる力の大切さを見直し、人間の発達にとっていかに自然が大切かを訴える。解説 加藤幸子
母親の歴史は二億年あるが、父親の歴史はわずかに五?六○○万年の歴史しかない。なぜなら、父親は、家族が発生したことによって、はじめて存在するものであり、その家族が発生したのが五?六○○万年前だからだ。 さらにいえば、人類は、家族の発生によってはじめて生じたものであり、あらゆる動物のなかで家族のある生き物は人類だけである。よく「動物家族」という言い方がされるが、じつはヒト以外の動物には家族がない。 この人類のみがもつ家族という形態が今、危機に瀕している、と世界的なサル学者・河合雅雄氏は警告する。 人工化した自然環境、遊びやあいさつを失った子どもたち、男を無視する女たち、結婚しない男女、母親の子どもへの異常な過保護、そして、経済的な分担能力を失いつつある父親の出現は、家族の崩壊のみならず、人類を崩壊にみちびく。 現代人がもつこうした病根をたち、人類が本来もっている“内なる自然”を一刻もはやく取り戻さなければ人類は崩壊する。本巻は、自然と子どもにスポットをあてながら、人類の発生史をふまえ、これからの人類の行方をみつめる深い洞察と啓示にみちている。
内容説明
人間が本来もっている“内なる自然”への回帰こそが、現在の混迷を切り開く原点だ、と提唱するサル学者の目で見たユニークな教育論・家族論・文化論を収録。
目次
子どもと自然(内なる自然;発達と母子関係;学ぶ・教える・育てる;家族とは何か;文化と自然)
子どものしつけを考える―動物社会学の立場から
サルの目 ヒトの目(動物の社会 人間の社会;秋の日のけもの歩き―自然と文化の間;ガキどもの行方―教と育の間)
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