富士見ファンタジア文庫 男女の力と貞操が逆転した異世界で、誰もが俺を求めてくる件

タジリユウ【著】/さなだ ケイスイ【イラスト】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2024/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 344p／高さ 15cm
• 商品コード 9784040754567
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

「そちらの胸を隠してください！」
「女である私の胸などどうでもいいだろう!?」
スライムに服を溶かされた男の俺を見て、躊躇なく自分の着ていた服を脱いで渡してくる女冒険者のエルミー。
俺が転生したのはゴブリンやオーク、女盗賊さえも狙うのは女ではなく男という、貞操が逆転した異世界だった。この世界の常識を知らない転生者の俺は、無自覚に女性たちの好感度を上げていき!?　
さらには唯一回復魔法を使える職業『治療士』の最上位職『聖男』ということがわかり――。高ランク冒険者たちだけでなく、女王からも言い寄られることに!?　
貞操逆転世界で求められまくるファンタジー！

内容説明

「そちらの胸を隠してください！」「女である私の胸などどうでもいいだろう！？」スライムに服を溶かされた男の俺を見て、躊躇なく自分の着ていた服を脱いで渡してくる女冒険者のエルミー。俺が転生したのはゴブリンやオーク、女盗賊さえも狙うのは女ではなく男という、貞操が逆転した異世界だった。この世界の常識を知らない転生者の俺は、無自覚に女性たちの好感度を上げていき！？さらには唯一回復魔法を使える職業『治療士』の最上位職『聖男』ということがわかり―。高ランク冒険者たちだけでなく、女王からも言い寄られることに！？貞操逆転世界で求められまくるファンタジー！

著者等紹介

タジリユウ［タジリユウ］
ラノベ作家。第８回カクヨムＷｅｂ小説コンテスト異世界ファンタジー部門“特別賞”を本作にて受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

トラックに跳ねられて異世界転生したソーマ。男女比が1：3で力も男女の貞操概念も逆転した世界で、貴重な回復魔法を使える回復職として注目を集めていくファンタジー。転生したのはゴブリンやオーク、女盗賊さえも狙うのは男という貞操が逆転した異世界。さらには唯一回復魔法を使える職業『治療士』の最上位職『聖男』と判明し、それより下の『男巫』として治癒に努めて注目されてゆくソーマ。女王に請われて王女の解毒をしたり、騒動に巻き込まれる展開はテンポも良くて、好感度を上げていく周囲のヒロインたちとの関係が気になるところですね。

2024/05/19

[まっさん]

★★★ 事故に遭って異世界へと転生したソーマ。どうやらこの世界では男女の力と貞操が逆転いるらしく、眉目秀麗な女性達が隙だらけな姿を晒し、肉食獣のような目で様子を伺ってくる。そんな中、自らが数が少ない治療士の中でも最上位職である「聖男」である事に気付いたソーマは、破格の条件で近隣の怪我人を治療する事に。彼の評判はあっという間に周囲に広がって… 面白かったです。かなりライト寄りな貞操逆転物。ある程度のお色気要素は含まれつつ、踏み入った描写等がなかった所も読み味の良さに一味買っていたなと。良くも悪くもwe→

2024/06/22

[和尚]

出生率も比較的低く魔力も弱い男性に対して、数が多く魔力も強い女性という事で貞操逆転した世界に異世界転移してしまった主人公。 あまり貞操逆転系って読んだことなかったんですけど、その設定なら当たり前だとはわかっててもチャラ女(め)という言葉とか出てくると笑ってしまいますね笑 そして、主人公のソーマが能力や貞操逆転という設定以前に好感の持てるキャラなのが良かったですし、展開のテンポも良く好きでした。果たしてこここらお互いにいつまで耐えられるのか(そもそも耐える必要があるのか)？　続きが楽しみな一作でした。

2024/05/30

[真白優樹]

トラックに撥ねられ貞操と力が逆転した異世界に転生した少年が、唯一回復魔法を使える治療士として頑張る物語。―――飢えたこの世界で、その優しさは時に毒？　生来の優しさで周囲の心をつかみながら、治療士として人を助けていく、貞操逆転ものの面白さがこれでもかと詰め込まれている作品である。始まったばかりの異世界生活。彼を慕う女性達にも囲まれていく中、どんどん受け入れられつつある彼はどんな女性と今度は出会うのか。そして、少年の得たジョブは今後は何処まで進化していくのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。

2024/05/17

[尚侍]

とっても面白かった。タイトルからするとハーレム物のような印象を受けますが、内容は意外としっかりしていて、このタイトルを真面目に考察するとこういう展開になるのかというあたりで非常に考えさせられる内容でした。聖女ポジションのキャラがこの世界観だとどう見えているのかというあたりをうまく描き出していて、客観的に見るとこれはいろいろな意味で聖女というのは大変だなと思わされました。男性である以上女性キャラをそういう目線で見てしまうのは仕方がないのですが、その見え方が具体的にわかったという点で収穫がありましたね。

2024/06/04