感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハヤカワショボ夫
0
空海関連の「密教寺院と貞観彫刻」美術の本を読んだ。貞観彫刻とは平安時代初期の彫刻です。奈良時代の彫刻は唐から様式をうけた自然で理想主義的なスマートな作風で多様性は材質面でした。平安に入ると材質は木心乾漆と木彫に絞られますが、一本造りの頼もしさ、彫刻の鋭い切れ味、密教の影響、個性(古典的なものやバロック的要素)とユーモア(試みの大仏)等中道派のバラエティに富む作品が多く一括りにするのは困難です。また荘園の私有化により地方への拡がったことも特徴です。大判写真の美術書は臨場感があり迫力が伝わります。【図】★★★2015/07/20
-
- 和書
- しばわんこの和のこころ