出版社内容情報
「江戸文化歴史検定」の公式テキスト第3弾。蝦夷地から琉球まで各地を舞台に、読み物形式で江戸のエッセンスを紹介。多数のカラー図版を収載、楽しみながら江戸通になれます。基本知識からトリビア情報まで充実。
江戸文化歴史検定協会[エドブンカレキシケンテイキョウカイ]
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目次
江戸城本丸御殿、将軍の一日―元御小姓が語る儀式と規則の毎日
大奥の女性たちの生活―元御年寄江島が振り返る華麗なる日々
幕臣の仕事と暮らし―旗本森山孝盛の日記にみる江戸勤め人事情
粋好みの江戸っ子が築いた外食文化―八百善から屋台まで、食のこだわりと楽しみ
新田開発と江戸近郊の農村―先端技術で拓かれた見沼田んぼを訪ねる
蝦夷地をめぐって過熱する北方外交―ロシアの進出と海商・高田屋嘉兵衛の活躍
道路網の発達と庶民の旅の楽しみ―弥次喜多と行く東海道島田宿
遠路の寺社参詣は一世一代の楽しみ―奥会津の村人一行、夢の伊勢参宮道中
花開く江戸の出版文化―流行の仕掛け役、草双紙屋蔦屋重三郎
湧き上がる異国への夢と憧れ―西洋の文物、学問を求めて高まるオランダ熱
「鎖国」下で繰り広げられた対外貿易の真相
江戸の人々を震撼させた大事変
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シュラフ
12
みんなが呑気に暮らしていた江戸時代と思いきや・・・将軍とその御台所の毎日は多忙で大変だったようである。維新後、旧幕臣で御側御用取次だった竹本要斎からは「公方様だけにはなりたくない」という証言もあったという・・・本音であろう。毎日の政務に加えて、年始や八朔、五節句の年中行事、毎月の朔日・15日・28日の月次御礼、など多忙だったようだ。一方、江戸後期には大奥の女中も2,000人を超えたというから そこの女たちも何かと大変だったことは想像に難くない。江戸時代の町人には憧れるが、江戸城の世界は息苦しくてごめんだ。2014/10/26
yzw
2
これを手に江戸東京博物館を巡ると展示と本文が同期して理解の助けになることこの上なし。2011/08/29
可兒
2
分かりやすい入門書といった体なのに、情報量満載なので最初は少し戸惑った。検定を受けたいわけではないが、色々と読み込んでいきたい箇所がある。久々にスルメ2009/11/30
kun-kun
2
とりあえず流し読み。表紙になっている絵で国名をあらわしてる地図とか、洒落てて遊び心があって。江戸文化ってやっぱり楽しい♪これから細かい読み込みに入ります。2009/10/29
しんご
1
試験前に読み返したけど、やはり頭に入らない。 過去問をやった後に読むと「あー、ここに書いてあったのか」っていう感じ。2015/08/22