古代史の論点〈3〉都市と工業と流通

古代史の論点〈3〉都市と工業と流通

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  • サイズ A5判/ページ数 334p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784096265031
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0021

出版社内容情報

三内丸山、吉野ヶ里、池上曾根遺跡などの大集落の発掘は、古代人の想像以上に豊かな暮らしと技術、広範囲の交易活動を明らかにしました。そうした最新研究をふまえ、都市の誕生や流通経済の発達などの問題を考えます。

本シリーズでは、考古学の膨大な最新成果の中から、古代史の本質的なテーマと新発見を抜き出し、それぞれの分野のエキスパートに、諸説の対立点・問題点を分かりやすく解説してもらいながら、日本人の道筋に大胆な仮説を提供し、古代の日本の実像に迫ろうとします。南西諸島産の貝の腕輪が北海道で発見されたり、青森県の三内丸山遺跡で北海道産と長野県産の黒曜石や新潟県産のヒスイの玉が出土するなど、最新の考古学は、古代の人々が予想以上に広い範囲にわたって活発な交易活動をしていたことを明らかにしました。また、縄文時代の三内丸山、弥生時代の吉野ヶ里や池上曽根遺跡などの大集落の発掘は、古代人の豊かな暮らしを今に伝えてくれるとともに、都市の芽生えを考える手がかりとなります。こうした最新の研究を踏まえ、都市とムラの問題、工業化と分業の問題、流通経済と交通の発達など、現代の諸問題にも通じる基本的問題を、多角的に考察します。

内容説明

日本最古の都市はどこか?吉野ケ里、池上曽根、唐古・鍵遺跡、飛鳥京…、最新の発掘成果から古代人のダイナミックな活動に迫る。

目次

巻頭座談会「都市と工業と流通」
都市の出現
弥生環溝集落と都市
飛鳥京の都市性を探る
地方都市の出現
原始・古代の流通
手工業と都市の発達
銭貨の流通
律令税制と流通
古代国家と塩の流通
古代の交通路
まとめと展望

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おらひらお

2
1998年初版。都市と工業と流通について考古学からアプローチする講座本。刊行当時購入し必要個所を読んでいましたが、最近、未読部分で読む必要のある個所の存在に気づき久しぶりに読んでみました。よみやすく良い本です。2019/09/04

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