出版社内容情報
アンコール・ワットにトム。パガン、ボロブドゥール遺跡を徹底取材!
東南アジアに伝わったヒンドゥー教と仏教は、各国固有の文化と融合して、独自の芸術を生んだ。インドネシア中部のボロブドゥール寺院。建物は九層の回廊からなり、人々は「無の世界」を表す最上層を目指して参詣した。アンコール・トムの巨大な顔をもつバイヨンは神々に守られた絶対不可侵の王都であることを示す。ミャンマー中部のパガン遺跡。パゴダと呼ばれる3000の仏塔が輝く。厳しい熱帯気候のため崩壊が進んでいるが、今なお多くの信者がこの地を訪れ、美術の極致を敬虔な思いで仰ぎ見ている。これら壮大な遺跡に代表される多様な造形美を東南アジア6か国政府の全面協力を得て、現地取材に基づいた最新・最高の研究成果で伝える。
肥塚 隆[コエヅカ タカシ]
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内容説明
長らく戦火にさらされていた巨大寺院アンコール・ワット、黄金の大地に3000のパゴダが輝く仏教遺跡パガン建築と彫刻が高度な精神性で融合した寺院ボロブドゥール等カンボジア、ヴェトナム、タイ、ラオス、ミャンマー、インドネシア各政府の全面協力を得て、最新・最高の東南アジア美術を紹介。
目次
総説 東南アジア文化と「東南アジア化」
第1章 カンボジアの美術
第2章 ヴェトナムの美術
第3章 タイ・ラオスの美術
第4章 ミャンマーの美術
第5章 インドネシアの美術
第6章 先史美術と工芸
テーマ特集(東南アジアの土着的造形;描かれた家屋 ほか)
作品解説
資料(東南アジア寺院建築の構成と呼称;東南アジア世界の変遷 ほか)