実証的刑事政策論―真に有効な犯罪対策へ

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  • サイズ B6判/ページ数 432p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000234870
  • NDC分類 326.3
  • Cコード C0032

出版社内容情報

殺人や強盗等の凶悪犯罪が増えているわけではないのに,「治安悪化神話」と厳罰化傾向は根強い.では本当の問題は何か.増える高齢者犯罪,刑務所の過剰収容,少年非行の高年齢化…….客観的データに基づく実証的な犯罪対策,処遇現場の実情をふまえた更生のあり方を詳論し

内容説明

いま、本当の問題はどこにあるのか。どのような対策が求められているのか。実務家出身の犯罪学者による研究の集大成。

目次

第1部 犯罪と治安(犯罪統計は何を測っているのか―警察庁長官指示と認知件数、検挙率等の関係;日本の治安悪化神話はいかに作られたか―治安悪化の実態と背景要因;日本の治安の本当の問題はどこにあるのか―高齢者犯罪の増加;科学的に犯罪を測定することは可能か)
第2部 刑罰と犯罪者の更生(刑務所の過剰収容はなぜ起きるのか―過剰収容の意味と刑務所処遇に与える影響;日本の司法は、誰を罰しているのか―刑務所受刑者から見た日本の刑罰;刑務所の中の刑務所―昼夜間独居の住人たち;刑務所を支える受刑者―経理夫;受刑者の社会復帰を阻んでいるものは何か―刑務所における仮釈放の実態と再犯防止に向けた改革のあり方;日本ではなぜ高齢者を罰するのか―ノルウェーから見えてくる日本の高齢者犯罪増加の原因;日本ではなぜ死刑が廃止されていないのか―死刑を議論するための前提事実;日本における厳罰化とポピュリズム―被害者支援活動、マスコミと法務・検察の役割)
第3部 少年非行と処遇(非行・逸脱における格差(貧困)問題―雇用の消失により高年齢化する少年非行
少年院か、少年刑務所か―判決後の処遇から考える少年司法厳罰化の現実と矛盾)

著者等紹介

浜井浩一[ハマイコウイチ]
1960年生まれ。龍谷大学大学院法務研究科教授。専門は刑事政策、犯罪学、社会調査、統計学・犯罪心理学。早稲田大学教育学部卒業後、法務省に入省。刑務所、少年院、少年鑑別所などの矯正施設、保護観察所(保護観察官)や矯正局に勤務したほか、法務総合研究所研究官、在イタリア国連犯罪司法研究所研究員等を経て、2005年4月から現職。法務総合研究所在籍時には、犯罪白書の作成にも携わる。厚生労働省社会保障審議会専門委員、総務省「今後のICT分野における国民の権利保障等の在り方を考えるフォーラム」構成員などを歴任。犯罪社会学会常任理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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たろーたん

2
2006年の内閣の世論調査によると、日本では80%を超える人が日本の治安が悪化したと感じている。だが、人口動態統計「加害に基づく障害及び死亡人員の推移」によると、1984年の1100人から減少して2009年には500人を切っている。なぜ治安は悪化していないのに、人々の体感治安は悪くなったのか。著者は、それは1990年代後半における犯罪被害者の再発見に起因していると主張している。日本の刑事司法において、犯罪被害者は忘れられた存在であったが、90年代後半から地下鉄サリン事件などを受けて犯罪被害対策室を設け、続2023/06/05

ソフトバンク

0
アメブロに書きました http://ameblo.jp/softank/entry-11757486662.html2014/01/12

抹茶ケーキ

0
近年の厳罰化する刑事政策は、根拠に基づかない体感治安の不安に起因するものであり、そのような印象論に基づいていては「真に有効な」刑事政策を考えることなどできない。今こそきちんとデータを確認し、実証的な刑事政策を考案しなくてはならない。みたいな話。これまで発表された論文を集めたものだけど、しっかりとまとめて一つの本にしているところがすごいなと思った。2017/01/29

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