出版社内容情報
●中村真一郎 雲のゆき来/孤独/頼山陽とその時代 第一部 ●井上光晴 ガダルカナル戦詩集/地の群れ/階級/明日 ●開高 健 パニック/輝ける闇/ロマネ・コンティ・一九三五年/玉、砕ける/戦場の博物誌 ●北 杜夫 幽霊/夜と霧の隅で/岩尾根にて/羽蟻のいる丘/不倫/河口にて/死/おたまじゃくし/黄いろい船/まっくらけのけ ●三浦朱門 冥府山水図/箱庭/先祖代々/武蔵野インディアン/解剖
井上 靖[イノウエ ヤスシ]
編集
山本 健吉[ヤマモト ケンキチ]
編集
中村 光夫[ナカムラ ミツオ]
編集
吉行 淳之介[ヨシユキ ジュンノスケ]
編集
高橋 英夫[タカハシ ヒデオ]
編集
磯田 光一[イソダ コウイチ]
編集
小田切 進[オダギリ ススム]
著・文・その他
巌谷大四[イワタニダイシ]
著・文・その他
中村 真一郎[ナカムラ シンイチロウ]
著・文・その他
井上 光晴[イノウエ ミツハル]
著・文・その他
開高 健[カイコウケン]
著・文・その他
北 杜夫[キタ モリオ]
著・文・その他
三浦 朱門[ミウラ シュモン]
著・文・その他
内容説明
精神の飢えが起点となった、昭和期の時代を象徴する本格派。昭和文学初めての集大成。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
81
この巻には、中村真一郎、井上光晴、開高健、北杜夫、三浦朱門の諸作家の作品が収められています。比較的好みの作家が多いのですが、やはり中村真一郎の作品が楽しめました。「頼山陽とその時代 第一部」は、未読ですが棚の奥にあるので読まずに、「雲のゆき来」という評論というかエッセイのような感じのものが印象に残りました。江戸時代の一僧侶の「草山絶句」という漢詩集についての感想から始まる文芸批評のようなものでリルケなども出てきます。開高の「戦場の博物誌」、北の「夜と霧の隅で」(再読)もよかった。2024/04/19