群像日本の作家<br> 中上健次

群像日本の作家
中上健次

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 306p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784095670249
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0393

出版社内容情報

神話的な紀州の風土を背景に「血」の葛藤をラジカルに描き、文学の世界を暴風のように駆け抜けた天才作家の魅力。主な執筆者…秋山駿、浅田彰、大岡信、藤枝静男、他/対談…柄谷行人、安岡章太郎、吉本隆明、江藤淳、青野聰、他。

日本近代を代表する文学者たちの全体像を明らかにする「群像 日本の作家」シリーズ、既刊23巻にこのたび新たに5巻を追加。 第1回配本は「中上健次」。戦後生まれの作家として若いエネルギーを爆発させ、暴風のように駆け抜けていったこの作家に多方面からアプローチします。巻頭は作家アルバムで、幼少時代の作家の肖像、故郷和歌山でのスナップ、集計紙にびっしり書きこまれた小説「奇蹟」の手書き原稿など。浅田彰・四方田犬彦・渡辺直己ら新鋭の評論家による作家論。柄谷行人・中沢けい・安岡章太郎らによる多彩な作品論。都はるみへのインタビュー「復活と再生」や、谷川雁による文学紀行。大岡信・秋山駿・佐佐木幸綱らによる「文芸時評」。あまりにも早かったその死を悼む追悼文は水上勉・島田雅彦・佐伯一麦ら11人の作家たち。 その他、川村二郎・柄谷行人による対談や中上健次自身の短編作品などで、神話的な紀州の風土を背景に、「父と子」「母と子」の血の葛藤を描き「渡った橋を次々に打壊すかのような」文学的営みを走り続けた作家、中上健次の全貌を描きます。

内容説明

新しい視点を提供する現役作家による「巻頭書き下ろしエッセイ」。「作品論」「作家論」などテーマ別の評論から作家を多角的に考察。作家自選の短編も掲載、さらに代表作のガイド・解説も収録。文学紀行、年譜などで、作家の歴史や周辺まで分析。「生原稿で作品を読む」などのページでは、作品創造の過程がわかるような構成。「作家アルバム」では、貴重な写真や初版本を掲載。文学入門書として、また卒論や研究・教育関係者の基本資料として最適。

最近チェックした商品