モースの見た日本―モース・コレクション 民具編 （普及版）

小西 四郎/田辺 悟【構成】

小学館（2005/05発売）

• サイズ A4判／ページ数 215p／高さ 31cm
• 商品コード 9784095630168
• NDC分類 210.6
• Cコード C0072

出版社内容情報

『百年前の日本』第２弾コレクション大公開

５年にわたる日米の共同作業を経て、モースコレクションを初公開。民具と日記でたどる百年前の日本の暮し、総図版４５０点。８８年出版のロングセラーの普及版刊行。

モース・コレクション民具編

内容説明

モースは１００年前の日本を訪れ、日本と日本人の生活を見た。確かに貧しくはあったが、海も山も美しく、街は活気に満ち、心豊かな生活を送る人々がいた。

目次

１　豊かな四季の暮らし（注連飾り；羽子板　ほか）
２　身のまわりの道具（炊事・洗濯・掃除；台所用品　ほか）
３　街に働く人々（駕篭；人力車　ほか）
４　自然とともに（水車；稲作　ほか）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[パダワン]

今は亡き無添加住宅の会長のお薦めしてくださった本。あの大森貝塚を発見したモースが、日本に滞在した時にたくさんの日本文化をスケッチと文章で残していた。素朴なスケッチがとても可愛い。黒子はいるのにいないことになっている、というモースの視点が面白い。西洋的に見ると、礼節があり文化レベルの高い全く違う文脈で生きてきた日本人がどんなに面白かったことだろう。モースの新鮮な感動や向学心が素直でとても愛しく感じる。

2023/01/01

[Satoko Yoshinaka]

これも古いもの好きにはたまらん。「100年前の泥の付いた下駄」とか、わくわくする。