出版社内容情報
11の生育環境から日本の野生植物見直す、全く新しい植物生態図鑑。
エコロジーへの関心の高まりとともに、植物が果たす環境保全機能の重要性が再認識されている。野生植物保護の視点から、改めて日本の自然と植物のかかわりを生態的にとらえた図鑑。 日本列島には亜寒帯から亜熱帯までの多様な植物が、それぞれの環境に応じて生育している。本書では、その生育環境を次の11に区分して、1600種を超える植物の姿と、人とのつながりを語る。(1)人里、(2)水辺、(3)草原、(4)海岸、(5)雑木林、(6)照葉樹林、(7)亜熱帯、(8)夏緑樹林、(9)高原、(10)亜高山、(11)高山の11に分類、 「人里」から「照葉樹林」までは、おもに低地から山地に生育する植物で、身近な雑草から池や沼、野原、海岸の植物、さらに二次林、自然林の植物までを含む。「亜熱帯」では、南西諸島や小笠原諸島の植物、「夏緑樹林」と「高原」では冷温帯の自然林と山地草原の植物、「亜高山」と「高山」では多彩な高山生の植物群を展開する。 6種に1種が絶滅の危機に瀕するといわれる日本の野生植物。いま、個々の植物がどのような環境に生育しているかを、自然と植物を愛する人々に伝えたい。 植物解説に合わせ、コラム、図解資料、用語解説などで、植物への幅広い理解も心がけた。
大場 秀章[オオバ ヒデアキ]
編集
奥田 重俊[オクダ シゲトシ]
著・文・その他
福田泰二[フクダタイジ]
編集
内容説明
1600種余りの草本(野草)、木本(樹木)を多彩な写真で紹介。植物の生育環境を、人里、水辺、草原、海岸、樹木林、照葉樹林、亜熱帯、夏緑樹林、高原、亜高山、高山の11に区分し、それぞれの生育特性ごとに植生を語り、植物を排列。巻末に、「学名索引」、「和名索引」を付す。
目次
植物ガイド
人里の植物
水辺の植物
草原の植物
海岸の植物
雑木林の植物
照葉樹林の植物
亜熱帯の植物
夏緑樹林の植物
高原の植物
亜高山の植物
高山の植物