出版社内容情報
江戸時代の本草学者・岩崎常正の手稿本である「本草図譜」の木版彩色画を軸にカラー写真を併載して、身近な野草約150種を四季順に取り上げました。季語、異名、歌と俳句も掲げた野草の歳時記です。
本文目次 春の草 節分草/敦盛草/甘菜/東菊/碇草/一輪草/犬陰_/馬足形/浦島草/海老根/延齢草/翁草/踊子草/片栗/烏野豌豆/黄華鬘/草王/草藤/熊谷草/座禅草/地縛/十二単/酸葉/杉菜/雀鉄砲/菫/芹/田平子/蒲公英/薺/野芥子/野蒜/貝母/はこべ/母子草/一人静/姫女苑/二人静/仏座/蝮草/水芭蕉/山吹草/雪笹/嫁菜/蓬 夏の草 蛭蓆/あかざ/茜/あさざ/明日葉/甘茶蔓/甘野老/虎杖/刺草/靫草/馬肥/車前/おけら/おとぎりそう/面高/垣通/酢漿草/蚊帳吊草/からむし/ぎしぎし/狐剃刀/麒麟草/くらら/駒_/鷺草/紫蘇/忍/しゃが/蛇鬚/数珠玉/白詰草/白根/すべりひゆ/高灯台/竹似草/力芝/露草/釣鐘人参/釣舟草/鴇草/どくだみ/撫子/ねじばな/浜豌豆/半夏生/檜扇/ひつじぐさ/屁糞葛/鵯上戸/紅花/蛇苺/弁慶草/酸漿/待宵草/三柏/紫/藪枯/破傘/夕菅/雪下 秋の草 ほととぎす/秋麒麟草/犬蓼/いのこずち/えのころぐさ/大毛蓼/小車/刈萱/砧草/金水引/葛/小鮒草/紫苑/薄/背高泡立草/たうこぎ/蓼/蓼藍/鳥兜/南蛮煙管/野薊/彼岸花/藤袴/真薦/水引/みせばや/溝蕎麦/目弾/めなもみ藪蘭/竜胆/吾
内容説明
江戸時代の本草学者・岩崎常正の稀覯『本草図譜』を初公開。色鮮やかな野草の図版を季節に分けて配した情趣深い自然観察カラーガイド。草の全体の生態・特徴・用途なども詳細に解説。草にまつわるさまざまな季語を開花の時期を中心にして記述。野の草につけられた古い名称、地方によって異なる呼び方など700におよぶ異名を掲げる。古今の文献から,和歌や俳句を中心にした用例文を採集、季節の野草と文学とを結びつけた野の草の文学図鑑。
目次
春の草
夏の草
秋の草