出版社内容情報
幻の高座発掘!初出CD21枚に究極の志ん朝論付一巻
昭和最後の名人・古今亭志ん朝が、最も力を入れて臨んだホール落語の最高峰「東横落語会」。もはや残っていないと思われていた、志ん朝・幻の41席が、 25年を経て発掘されました。これまでまったく世に出たことのない、屈指の至芸をCD21枚+書籍(CDブック、函入り)で発刊。テープ劣化によるノイズやゆがみ以外、本編をノーカットで忠実に復元。その音は、高座の緊迫感、観客の息遣いまでも蘇らせています。「愛宕山」「井戸の茶碗」「芝浜」「火焔太鼓」「豊志賀の死」など、得意の演目がずらり。聴く度に、志ん朝の端正な高座姿が目の前に浮かんできます。
書籍では、当時、芸を競い合った立川談志が、初めてライバル・志ん朝を赤裸々に語ったロングインタビューを掲載。 これぞ正に「究極の志ん朝論」! これだけでも手に取っていただく価値ある名評論となっています。志ん朝没後10年を経た今だからこそ、家元の心の深い部分に封じられた思いが、吐露できたのかもしれません。
その他、林家正蔵、三遊亭白鳥ほか、深い所縁のある人々の「私にとっての志ん朝」と、41席全演目の解説付き。 昭和落語史にとっても、世紀の、そして最大最後の発掘音源です。
CD収録演目
1/愛宕山 井戸の茶碗 2/茶金 刀屋 3/居残り佐平次 今戸の狐 4/稽古屋 幾代餅 5 /文違い 唐茄子屋政談 6/火焔太鼓碁どろ 7/船徳 三軒長屋1 8 /近江八景 三軒長屋2 9 /雛鍔 明烏 10 /三方一両損 付き馬 11 /子別れ 首ったけ 12 /水屋の富 千両みかん 13 /二番煎じ 猫の皿 14 /百川 蒟蒻問答 15 /たがや 富久 16/鰻屋 黄金餅 17 /夢金1夢金2 18 /芝浜 品川心中 19 /三枚起請 鰻のたいこ 20 /佃祭1 佃祭2 21 /豊志賀の死
《書籍内容》 ◆インタビュー/林家正蔵、五街道雲助、柳家小満ん、三遊亭白鳥、古今亭志ん橋、あした順子、新宿末広亭席亭・北村幾夫、浅草演芸ホール会長&社長・松倉久幸・松倉由幸、大須演芸場席亭・足立秀夫、トリイホール社長・鳥居 学、元マネージャー・前島達男(敬称略・掲載順) ◆東横落語会の古今亭志ん朝・全出演回リスト&収録演目解説 ◆「東横落語会の古今亭志ん朝」評論/石井徹也
内容説明
磨き抜かれた名人芸。幻の高座全41席すべて初出し。
目次
林家正蔵
五街道雲助
柳家小満ん
三遊亭白鳥
古今亭志ん橋
あした順子
立川談志
北村幾夫(新宿末廣亭・席亭)
松倉/久幸(浅草演芸ホール・会長)
松倉由幸(浅草演芸ホール・社長)〔ほか〕