出版社内容情報
画家、詩人、エッセイスト、など多彩な顔を持っている辻まことは、山歩きと山スキーの達人でもあった。野山を歩き源流を遡って自然を描き、そこに住む人々と語り合った情感豊かな自然との付き合い方画文集。
●目次 岩魚の岩太郎?ボクのタカラモノ 多摩川探検隊 小屋ぐらし 岩魚釣り 春の渓流 川岸の春 演奏会 風 鬼怒沼山 秋の彷徨 絵はがき三通 けものたち けもの捕獲法 トミの話 けものみち 二百年前の男… 森で 無風流月見酒 長者の聟の宝船 湖村譚の1 ずいどう開通 湖村譚の2 一所懸命の人 対岸の人 諸君!足を尊敬し給え あとがき 選者あとがき
内容説明
画家、詩人、エッセイスト、そして山歩きの達人である辻まことが、自然とそこに生きるものたちを独特の情感で描く、画文集。
目次
岩魚の岩太郎―ボクのタカラモノ
多摩川探検隊
小屋ぐらし
岩魚釣り
春の渓流
川岸の春
演奏会
風
鬼怒沼山
秋の彷徨
絵はがき三通
けものたち〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
里山輪太郎
1
再読。著者が多摩川の上流に住んでいたのでこの題なのかな?多摩川はほとんで登場しません。山と自然に関するエッセイを集めた内容のようですが、頻繁に狩猟や獣の話題に触れているのが特徴。そういえば、最近ハンターなんて見かけなくなったね。2018/03/08
yamakujira
1
古き時代の山旅に触れる随筆集。独特の味わいのある文章もいいし、やわらかな挿絵もいいね。画家の絵を評しては失礼だけれど、巧い絵だとは思えない。でも、なんだか心なごむ絵だなぁ。 (★★★★☆)
かおりんご
1
山や自然のことが、おもしろく表現されていて、読んでいてわくわくした。あまり有名な作家じゃないそうなので、広めたいと思った。2009/11/17
100名山
0
辻まことの晩年の友人である柴野邦彦が山周辺に住む人々の話を中心に選んだ辻まことの随筆です。 何度読んでもそのユーモアとその哲学に唸ります。 カットも含めて40点余りの随筆に関連した絵も楽しみの一つです。 辻まことが安価で手軽に読めることは素晴らしいことです。 山好きが山行に持ち込むにはうってつけです。2017/07/29
リール
0
1.52013/06/01