出版社内容情報
元の襲来は北条政権下の日本にどんな影響を及ぼしたのか。なんとか撃退はしたものの、防衛に当たった御家人に与える恩賞はなく、社会に不満が蓄積されていく。
目次 まえがき 飛礫・博奕・道祖神?はじめに? 寛喜の大飢饉 親鸞の回心 飛礫へのおそれ 底知れぬ力 芸能としての博奕 道祖神の祭り 本書の視角 「撫民」と専制 宮将軍の東下 皇子、鎌倉にくだる 武家の都 東西、呼応して 政道と撫民 北条時頼 北条時頼とその時代 名越光時の乱 宝治合戦 御家人の支持をもとめて 時頼と若狭の人々 引付の親切 後嵯峨院政をになう人々 時頼政権をになう人々 時頼政権の表と裏 「撫民」と専制 批判者の出現 正嘉の飢饉 「撫民」の破綻 正元の落書と山僧の蜂起 他国侵逼の難、自界叛逆の難 律僧叡尊と時頼 弘長の新制 時頼の死 二つの世界、二つの政治 田畠を耕す人々 「悪」とはなにか 「名」の実態 不安定な百姓の生活 下人・所従 下人・所従の社会的比重 紙背文書の世界 海に生きた人々 若狭湾の海人たち 海民の分布 湖の民 江人・網曳の子孫 海の武装商人?海賊 「殺生」を業とする人々 山の民 山野の武士と強盗 鷹飼と散所 鵜飼と網代 交通と流通にかかわる人々 遊手浮食の輩 宿の人々 銭と借上 山僧と得宗御内人 一三世紀の日本 「蒼い狼」の子孫 モンゴル帝国の出現 鉄の力 チンギス=ハンの登場
内容説明
二度にわたるモンゴル軍の来襲は、鎌倉幕府にとっても、御家人・民衆にとってもこれまでにない試練だった。古代から中世にかけて、「遍歴する非農業民」の存在を重視する著者が、新視点で切りこんだ新しい中世像。
目次
飛礫・道祖神
「撫民」と専制(宮将軍の東下;北条時頼とその時代;批判者の出現)
二つの世界、二つの政治(田畠を耕す人々;海に生きた人々;「殺生」を業とする人々;交通と流通にかかわる人々)
「蒼い狼」の子孫(モンゴル帝国の出現;苦悩する高麗)
文永の役(北条時宗の登場;襲来の前夜;異国人との戦い)
建治元年―日本(襲来の余波;外寇をよそに)
弘安の役(元軍再襲にそなえて;元軍の壊滅)
感想・レビュー
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moonanddai
keint
うえ
エンタツ
MrO
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