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出版社内容情報
たとえその母が、にせものだとしても――。
いつものことである、はずだった。
アマナとともに「どうも呪われているらしい」という廃屋を訪れた撫子は、
子を求めるという怪異・姑獲鳥を斃す。
だが不思議なことにその骸は行方知れずで、自宅に帰った撫子が出逢ったのは。
「――おかえりなさぁ~い!」
「……えっ?」
見知らぬ「お母さん」だった。
生まれながらに親を焼かれた獄門撫子には居るはずもない母が、
いかにもお母さんといった風情でそこにいる。
撫子が斃した姑獲鳥の残滓であるらしい彼女は、
しかし全身全霊で撫子を愛そうとし、母を知らぬ撫子は戸惑うばかり。
やがて消えるはずなのに撫子に愛を与える「ウバメ」の在りようを、
アマナは『残酷な仕打ち』だと糾弾するが、
彼女もまた、ままならぬ想いにとらわれていた。
悩める彼女たちを嘲笑うように、人の域を外れた聖者達の野望が動き出す。
聖地・天橋立を舞台に、この世の秩序さえ作りかえることができるという大霊祭。
心を捨て去ろうとする者たちと対峙する中、互いへの想いゆえにすれ違う撫子とアマナ。
やがて冷たい海に墜とされる撫子に、いとしき怪物が差し出すものはーー。
うつくしくもおそろしい少女鬼譚、愛する人への想いが結ぶ、第五巻。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
イシカミハサミ
14
形式としては これまでやってきたカタチ。 でもようやく既出のキャラクターたちの 掘り下げが進んでシリーズへの愛着も より増やさせてくれる構成。 これまでなかなか表舞台に出てこなかった 家族のお話。 未だに桐比等叔父さんについては呪符に覆われたままだけれど。 これからの展開もより楽しみになりました。2026/10/17
じお
8
★★★☆☆ 撫子とアマナは姑獲鳥という化物を退治するが、死骸は消えていて撫子が家に変えると母を名乗る女性が熱心に世話を焼いてきた、倒した怪異が与えてくる全霊の愛に戸惑いながらも受け入れようとする撫子、桐比等の不在もあり、アマナたちと一時的に共同生活を始めるが…、思ったよりそういう展開になった百合怪異バトルストーリー第5巻。面白かったです。今巻を読み終わったあと表紙を見ると感慨深い。今作は結構サブキャラが頻繁に再登場する傾向があり今巻もご多分に漏れず、お前また出てくるんかいというキャラがぞろぞろと。→2026/10/13
かわうち
0
炎って感じだ。次も楽しみ!2026/07/20
温室
0
★★★2026/07/19




