出版社内容情報
待望の新章!霊障と簪をつなげる因縁とは?
武見志郎が手にした曰くありげな簪には、黒い蛇のような影が絡みついていた。一方、神島桐子はに二人の鬼・戸倉聖と志島弓生を連れて東京に入り、悪夢騒ぎを追っていた。二つの出来事をつなげる鍵は、簪に覚えがあると語る記憶喪失の「しゃべる達磨」で……? 大人気シリーズ、待望の新作が登場! 周囲から結婚を迫られつつある桐子と、彼女を憎からず思う志郎の関係にも進展が!?
霜島 ケイ[シモジマ ケイ]
著・文・その他
也[ナリ]
イラスト
内容説明
武見志郎が手にした曰くありげな簪には、黒い蛇のような影が絡みついていた。一方、神島桐子は二人の鬼・戸倉聖と志島弓生を連れて東京に入り、帝都で広がる霊障騒ぎを追っていた。二つの出来事をつなげる鍵は、その簪に覚えがあると語る記憶喪失の「しゃべる達磨」で…?大人気シリーズ、待望の新作が登場!久しぶりの再会をきっかけに桐子と志郎の関係にも進展が―。
著者等紹介
霜島ケイ[シモジマケイ]
大阪生まれ。東京女子大学短期大学部英語科卒業。1990年「出てこい!ユーレイ三兄弟」(朝日ソノラマ刊)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
35
今回は簪を巡ってのお話でした。幽霊とかつくも神、妖怪系も出てきますが不気味さもなくて読みやすかったです。主人公の少女が普段は大人びているのに恋愛面になると途端に年相応になるのが何とも微笑ましかったです。2012/12/27
kagetrasama-aoi(葵・橘)
32
「封殺鬼シリーズ・新章」「帝都万葉」前作から一年後の桐子十六歳の物語。関東大震災と絡めて時代の雰囲気が感じられるストーリー展開。幽霊の達磨と芸者の音吉姐さん(こちらも幽霊)がホロリとするキャラ。音吉姐さんに恋心を看破されて怒る桐子が可愛い!桐子と志郎の恋の焦れったさが良いですね。帝都を守る一族竹取一族(不死木)の長、迦具也が新たに登場、続きが気になります。2021/12/06
はるき
17
桐子さんのツンデレっぷりにニヤニヤしながら読む。本編も面白かったが、時代を遡ってのルルル文庫シリーズも大変面白い。鬼二人の掛け合いと、焦れったい呪術者二人の恋。除霊云々も時代背景も好きだけど要はそこでしょ(*^_^*)新シリーズとして再開してくれないかなぁ。2016/03/14
ダージリン
15
続きが出て、とてもうれしい・・・。桐子と志郎の自覚にいたる過程が何とも不器用というか、いいですねえ(笑)。二人の鬼も相変わらずで、なごんだり切なかったり・・・。また、続き待ってますから!2011/01/28
呉藍
14
待望の続編にちっさくガッツポーズ。う、うれしすぎるっ! 事実として知っていても桐子と志郎が……?と半信半疑だったのですが、なかなかお似合い♪ いつかの切ない別れを匂わせるラストの締めくくりと、なんだかお父さんみたいなことを言ってるユミちゃんにじぃんと来ました。鬼ふたりにとっても桐子は可愛くて守ってあげたくて仕方ないんだなあ、と。これってまだ続いてくれますよね。2011/02/02
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