内容説明
音速を超えた瞬間、コックピットでは何が起こる?自機に急迫するミサイルをどう回避する?失速時のリカバリー法、緊急脱出の手順は?空自最強部隊「アグレッサー」の一員として“敵役”を演じてきたスペシャリストが、戦闘機とパイロットの「驚異の実力」を明かす!
目次
1 最強の戦闘機F‐15の機動と実力
2 現代の空中戦、何が勝敗を分けるか
3 上空で待ち受ける緊迫との向き合い方
4 防空の最前線を飛ぶ使命と覚悟
5 空自の精鋭集団「アグレッサー」の素顔
6 険しく充実していたトップガンへの道
7 日本を空から守るということ
著者等紹介
前川宗[マエカワソウ]
1981年3月生まれ、愛知県出身。高校卒業後、航空自衛隊「航空学生」に入隊し、戦闘機パイロット資格を取得、F‐15戦闘機パイロットとして任務につく。飛行教導群(アグレッサー部隊)にも所属。TACネームは「Hachi」。現在は、複数の会社の役員や顧問を務める傍ら、講演活動や学生への教育に注力している。株式会社HighRate代表取締役。一般社団法人「空の架け橋」代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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keitakenny
2
全てを公に出来るわけではないので、もっと詳しく知りたいことはあるが、戦闘機乗りならではの目線や考え方、行動が垣間見られる 教育する側、対戦相手役を担えることは格段にレベル違いなはず 空の安全を守ってくれていることに感謝 活躍することがないのが一番ではあるが、勇姿を保つことも必要 その志と鍛錬に頭が下がります2024/12/28
お気楽登山家
1
知らないことが色々書いてあり、面白くてためになりました。小松基地航空祭でアグレッサーの飛行があった時は何か分からなかったのですが、この本を読んで凄いパイロット達だったのだと知りました。2025/02/19
Go Extreme
0
操縦席 情報処理 複雑化 飛行高度 対流圏 成層圏 5万フィートからの景色 地球の丸み 高高度 急旋回 困難 空気抵抗 G 加速度 プラスのG マイナスのG Gスーツ 血液 下半身への集中を防ぐ 戦闘機 速く飛ぶ理由 目的地へ最速 離陸直後3分 着陸直前8分 アレスティングフック BDチェック 戦闘後の機体損傷確認 現代の空中戦 目視外で勝負 情報・戦いの最重要な要素 要撃管制官 レーダー情報 伝達 チャフ フレア ミサイル攻撃への対処 空中給油 長時間フライト 必須 米軍合同訓練 緊急脱出 ベイルアウト2025/05/19
たかひー
0
★★★★ アグレッサー経験者が自身の経験を語るということで貴重かと。それほど細かく詳しく書かれているわけではないけれど雰囲気は多少なりとも伺い知れた。2025/04/04